dot

2歳児の便秘対処法。野菜嫌い水嫌いなイヤイヤ期を乗り越えよう

dot
子どもが便秘になって苦しんでいる姿を見るのは親であればだれでも辛いものです。しかしイヤイヤ期真っ最中の2歳児ともなると、便秘解消に必要な方法もなかなか実行に移せないことも少なくありません。その中の一つが食物繊維の摂取です。今日は野菜嫌いで食物繊維が摂れずに便秘になってしまう2歳児のママにとって役立つ便秘解消法をご紹介します。


今日の話のポイント

1.2歳児が便秘になる主な原因
 2歳児の便秘の原因
 野菜嫌いな偏食気味の2歳児
 室内で遊びたいインドア派の2歳児
 遊びに夢中でうんちを我慢してしまう2歳児
 切れ痔は便秘の悪循環を引き起こす

2.2歳児のイヤイヤ期をうまく操る方法
 まずは子どもの主張を受け入れよう
 いけないことは理由を説明してあげよう
 ポイントはママが落ち着いて接してあげること

3.イヤイヤ期にも取り組める便秘解消方法
 マッサージで心身ともにリラックス
 外で思いっきり体を動かして運動不足を解消
 砂糖の代わりにオリゴ糖
 綿棒浣腸で腸を刺激
 自宅で手に負えないようであれば病院へ

4.まとめ



1.2歳児が便秘になる主な原因

2歳児は毎日元気いっぱいに体を動かし運動不足になることも少なく、水分や食べ物も体が要求すれば素直な子どもは何のためらいもなく取り入れます。そのような日々を過ごしている子どもは、一見いつでも健康そうな気もしますが、ちょっと油断するとすぐに体調を崩してしまいます。その一つが便秘です。

2歳児の便秘の原因

子どもの機嫌が悪くなったり、食欲がなくなったり、吐いてしまったり、お腹が痛くなったり、うんちが固くてなかなかでなかったりする場合は便秘の可能性が高いです。2歳児が便秘になってしまう主な原因は、好き嫌いで偏食気味になることと、運動不足になることと、便意があっても我慢してしまうことなどが挙げられます。

2歳児ともなると、ミルクや離乳食も卒業し、大人と同じような食事を食べ始めます。そうなると、大人よりも消化器官がしっかり発達していない子供だと、消化不良を起こしてしまいまうことも多いことでしょう。

そのような消化不良の状態が慢性的に続いているとどうなるかというと、うんちが固くなって腸に溜まっていってしまい、そうして便秘になってしまうことがあります。

野菜嫌いな偏食気味の2歳児

特に、野菜などの食物繊維の多い食品を食べないなど偏食気味になると、うんちの出るのが滞ってしまって、便秘になりやすくなります。

食物繊維の過剰摂取も、場合によってはうんちの嵩を増やしすぎてしまって詰まってしまい、便秘を悪化させてしまうこともあるので、バランスが大切なのですが、食物繊維は腸を刺激して蠕動運動を促してくれたり、善玉菌の餌になってくれたりもするので適度に摂取するのは便秘に効果的です。

食物繊維だけではうんちが固くなってしまうので、水分やマグネシウムも適度に補給させてあげることが必要です。マグネシウムは、腸に水分を留めるダムみたいな働きをするので、マグネシウムが不足していると水分を摂取していてもうんちが固くなってしまうのです。マグネシウムの過剰摂取は下痢や腹痛の元になってしまうのでバランスよく摂取させてあげることが大切です。

室内で遊びたいインドア派の2歳児

それから、運動不足だと腸が刺激されずに蠕動運動が活発にならずに便秘になりやすくなってしまいます。それから、ねじれ腸の子供だと特に運動不足によって便秘になりやすいので、ねじれ腸は便秘に悩む人の八割が抱えている問題だといわれていますから、ねじれ腸マッサージで腸のつまりをほぐしてあげて、うんちの通り道を作ってあげることが必要です。

遊びに夢中でうんちを我慢してしまう2歳児

それから、うんちをするのが嫌で便意を我慢してしまう子どもには、我慢せずにうんちを出したほうがいいことを教えてあげるとよいでしょう。うんちを我慢していると、腸の中にうんちが留まっている間にうんちの水分が腸壁から吸われてしまって、うんちがどんどん固くなってしまいます。

切れ痔は便秘の悪循環を引き起こす

うんちが固くなると、うんちをするときに肛門が切れてしまい、痛くなってうんちをするのが嫌になって、我慢している内にまた便秘になってしまうという循環になってしまうので、便意を催したらなるべく我慢しないでうんちをするように教えてあげるとよいでしょう。

また、もし切れ痔になってうんちをするのが痛くなってしまっているような場合には、2歳児でも塗れる成分の軟膏(ステロイドは非配合の方が安全です)を塗ってあげたり、傷を修復するのに効果的な亜鉛や、陽性の食品を与えてあげるとよいでしょう。陰性の食事、例えば砂糖とか果物とかを与えすぎて陰性に偏った体質になってしまうと、傷がふさがりにくくなってしまいます。

ただし、逆に陽性に偏りすぎても体に悪いですし、体がつらくなってしまうので、陰陽のバランスが偏らないようにしてあげましょう。体質が陰性の時は、自然と陽性食を求めるようになったり、逆に陽性の時は、陰性の果物などを美味しがり求めるようになるので、無理に制限したり押さえつけるのはよくありません。



2.2歳児のイヤイヤ期をうまく操る方法

2歳児になると、だんだんと自我が生まれてきて自分で何でもしたがったり、これまでは受け付けてくれたものを拒絶したりし始めます。2歳児は、まだ自分の伝えたいことをうまく言葉にすることができません。それで何でもイヤイヤと言ってしまうのです。

イヤイヤ期はママにとっては本当に大変な時期ですが、子どもがだんだんと成長している証でもあります。2歳児のイヤイヤ期を親子ともにうまく乗り越えて、心も体も元気に過ごせるようにしたいですよね。

まずは子どもの主張を受け入れよう

第一反抗期とも言われるイヤイヤ期ですが、この2歳児のイヤイヤ期をうまく乗り切るには、ママと子どもとで信頼関係を築くことが大切です。ママにとっては反抗のように見えても、子どもにとっては自己主張なので、ママが声を荒げたりイライラしたり怒ってしまうと、それが子どもに伝わると、子どもは自分が否定されていると思ってしまい、自己否定につながってしまうこともあるのです。

まずは、子どもの主張をいったん受け入れてみることも効果的です。オムツを変えようと思ったときにイヤイヤと逃げてしまった時は、「分かった、オムツ変えたくなったら言ってね」など子どものイヤイヤを認めてあげると、意外なことに後でオムツを変えてと言ってくるのです。子どものタイミングを尊重してあげるのもイヤイヤ期を乗り越えるために必要なポイントです。

いけないことは理由を説明してあげよう

また、2歳児はママたち大人の言っていることがある程度分かっています。頭ごなしに否定するのではなくて、「これは○○だからやめようね」「○○だから急ごうね」など、説明してあげることもよいでしょう。それから、イライラすることがあっても、怒りを出さずになるべく心の余裕を持って、笑顔で接してみると、子どもの笑顔も増えてイヤイヤが減ることでしょう。

他人もしくは、自分を傷つけるような行動を取ったときは、きちんとしかってあげることも大切です。怒鳴るのは禁物で子どもが傷つけるような行動を取ったときは、時間を空けずに即座に叱り、グチグチとは叱らず短く何故叱っているのかを伝えましょう。

ポイントはママが落ち着いて接してあげること

毅然とした態度で子どもの目を見つめて、声のトーンは若干低く、話すスピードは若干ゆっくりと叱るのが効果的で、いつもと違う様子のママに、子どもも真剣に聞いてくれます。自分や他人を傷つけるような行動でないときのイヤイヤは、叱らずに優しく諭すようにするのがいいでしょう。



3.イヤイヤ期にも取り組める便秘解消方法

マッサージで心身ともにリラックス

便秘かなと思ったら、マッサージオイルなどを手にとって、お腹をのの字にマッサージしてあげるとリラックスしてとても気持ちよさそうにしてくれる場合もあります。イヤイヤ期だからこそ、スキンシップを取ることで親子のきずなを深めることにもつながります。もちろんタイミングは重要ですから、嫌がるようなら無理にする必要はありません。

外で思いっきり体を動かして運動不足を解消

室内遊びが好きな子も、外で遊ぶことの楽しみを覚えたら、毎日外に行きたがるようになるかもしれません。毎日、お散歩に付き合わなければいけないママは大変にはなりますが、家族の健康あってこそ日々を安心して過ごせるようになります。

ちょっと家事が滞ってしまったとしても、その分家族の健康のためだと思ってお散歩を毎日の日課に取り入れてみましょう。出来れば砂遊びだけでなく、シーソーやブランコ、滑り台など、体を動かせる遊具がたくさんある場所に行けるといいですね。

砂糖の代わりにオリゴ糖

便秘気味のときにオリゴ糖100パーセントパウダーを飲ませてあげていたら、2週間後にはうんちがするっと自力で出てくるようになった子もいます。それまでウンチの時痛がって泣いていたのが、バナナウンチをするっと出せるようになったのです。オリゴ糖で善玉菌を増やして体質改善するのも効果的でしょう。

料理やヨーグルトなどに甘さを加えるときは、砂糖ではなくオリゴ糖を使うことで腸内環境を整えることができます。子どもはたいてい甘いものが好きなので、そこを利用してオリゴ糖で便秘解消を目指してみるのもよいでしょう。

綿棒浣腸で腸を刺激

赤ちゃんの便秘には綿棒浣腸でお尻の出口にある便意のセンサーを刺激することで解消させることも少なくないでしょう。じっとしていてくれるタイミングがあるのであれば2歳児にも有効ですが、子どもが綿棒浣腸中に動いてしまうと直腸を傷つけてしまうかもしれないので、気を付けてください。

自宅で手に負えないようであれば病院へ

便秘が長引いて、おなかが痛くなっていたり、吐いてしまうくらいの段階になっていたら、すぐに病院へ連れて行ったほうがいいでしょう。おそらくレントゲンを取った後に、腸にうんちが溜まっているのが確認できたら、浣腸でうんちを出させてくれるはずです。

便秘には、先天性の病気によって便秘になりやすくなってしまっている場合もあるので、必ずしも運動不足や食事が原因ではないかもしれません。

肛門に神経節がないヒルシュスプルング病や、鎖肛という肛門の位置が異常な病気もあるのです。さらに、腸が固定されていない生まれつきの落下腸の人もいるようです。

落下腸の人には、数分の簡単な落下腸マッサージをしてあげると解決するでしょう。それから、いきんでも肛門の筋肉がゆるむのではなく逆に閉じてしまってうんちが出ないアニスムスというのもあります。

筋肉の使い方のこつが分かっていない状態なので、肛門をリラックスさせるこつを教えてあげたり、便秘外来に行ってバイオフィードバック訓練という、ゴム風船のようなのを肛門の中で膨らましてウンチに見立ててウンチを出す練習をするのを受けさせてあげてもいいでしょう。



4.まとめ

いかがでしたでしょうか?イヤイヤ期真っ最中の2歳児の健康を維持してあげることは、そう簡単なことではないでしょう。それでもママが心に余裕をもって優しく接してあげて、なぜ野菜を食べないといけないのか?その理由を説明してあげれば伝わるときがあるかもしれません。

2歳児のイヤイヤ期をうまく乗り越えるコツは、ママが余裕をもって接することです。2歳児の便秘を解消するためのポイントをおさらいしておきましょう。

POINT


2歳児の便秘の原因
● 偏食
● インドア派
● うんちを我慢
● 便秘が便秘を悪化させる

2歳児とうまく付き合う方法
● ママが心に余裕をもって接する
● 子どもの主張を受け入れる
● いけないことの理由を説明してあげる

イヤイヤ期の便秘解消法
● 外で体を動かすことの楽しみを感じさせる
● お腹のマッサージで親子ともにリラックスする時間を持つ
● 砂糖の代わりにオリゴ糖を使う
● 綿棒浣腸で便秘を解消
● 便秘が長引いてしまうようなら病院へ






-赤ちゃんと子どもの便秘


  • 管理人プロフィール

最新記事