プールで運動して便秘解消につなげよう!
一度便秘になると、それをなかなか改善できずにいると便秘が便秘を引き起こし長引いてしまいます。そして、いつの間にか便秘体質になってしまうと、何をしても解消されないようになってしまい、腸内に便が溜まって毒素が充満するようになってくると、代謝も悪くなることでだんだんと体重も増加してきてしまいます。そんな方に効果的な運動が、ダイエットもできて便秘解消効果もある有酸素運動、プールダイエットです。
「プール」と聞くと、水着などの用具準備、水泳教室探し、当日の着替え・準備など色々と面倒にも感じるかもしれません。しかし、プールで体を動かすことは、陸上で運動するよりも効果的だとされる理由があります。始めるまでにちょっと労力を使うかもしれませんが、一度始めてしまえばその効果が嬉しくてやめられなくなるかもしれません。また、自分は泳ぐのが苦手だからと思っている方もいると思いますが、実はプールダイエットは泳げなくてもできるのです。もっとも効果的な運動ともいわれるプールダイエットの効果と方法を知って、効果的にダイエットをするとともに便秘解消を目指しましょう!
1.プールの運動効果はどんな運動よりも抜群!
それではまず、プールが陸上で行う運動よりも運動効果が高い理由から見ていきましょう。
≪プールの運動効果が高い理由≫
・水の流れや圧力で体全体を刺激してくれる
・全身の筋肉を使う必要がある
・筋肉がつく
・陸上とは違って水による抵抗がある
・水温が体温よりも低めの30度前後
・血液の流れをよくする
・水中の心地よさによるリラックス効果
・有酸素運動で自律神経を整える
・体への負担が少ない
では、これらの理由がどのようにして、体にダイエット効果や便秘解消効果をもたらすのか、ひとつひとつ見ていきます。
・水の流れや圧力で体全体を刺激してくれる
水中運動の一番大きい特徴は、水の流れや圧力によって体が刺激を受けるということです。水中に入るというだけで、体には水による力がかかってくるわけですから、それだけでも代謝を上げる効果があります。
・全身の筋肉を使う必要がある
プールに入ってみればすぐにわかることですが、陸の上をちょっと歩いて行けていた距離も水の中では結構な力で動かさないと移動できません。足だけで歩くのではなく、腕で水の流れを作るように大きく振りながら歩くことで、自分が向かいたい方向へ移動しやすくなります。そのように水中では全身の筋肉を必然的に使うことになります。
・筋肉がつく
全身の筋肉を使って運動し続けるわけですから、その分筋肉も鍛えられます。便秘がちの人の中にはいきむ力が弱いために便秘になってしまう人もいますが、プールで体を動かすことによっていきむ力を養うこともできます。また、基礎代謝も上がるため、普段から太りにくい体質に近づけることが出来ます。
・陸上とは違って水による抵抗がある
プールの中では水による抵抗を受けるため、陸上で体を動かすときと同じような動作をしても自然と運動効果が得られます。
・水温が体温よりも低めの30度前後で、血液の流れもよくなる
プールの水温は30度前後に設定してあるため、体温よりも低めの水中にいることで血管が収縮と拡張を繰り返します。それによって体の体温調節機能が高められ、血流もよくなるため代謝が上がります。また、脂肪を燃焼しやすい状態になるため、ダイエット効果が得られます。
・水中の心地よさによるリラックス効果
水の中でぷかぷかと漂ったり浮かんだりすることで、リラックス効果も得られます。リラックスすることで、運動を続けるうえでもストレスになりませんし、便秘の原因にもなる自律神経のバランスを整える意味でも効果的です。
・有酸素運動で自律神経を整える
水泳は、脂肪や糖質をエネルギーにして消費する有酸素運動の一つです。有酸素運動をすることで、自律神経を整える効果が得られます。また、有酸素運動は呼吸器系や循環器系を改善するのに効果的であると言われています。
・体への負担が少ない
水中での運動は体への負担が少ないという意味で、子供から大人まで、妊婦も含めて比較的誰でも取り組むことのできる運動であると言えます。(冷え性の方には体を冷やしてしまう可能性があるためあまり向いていません。)水中でのウォーキングや水泳は、陸上でのウォーキングや運動よりも膝や腰などの関節に負担がかかりにくく、怪我もしにくいため取り組みやすい運動です。
2.プールダイエットの方法
比較的誰でも体に負担なく取り組むことが出来るプールでの運動ですが、方法を間違えると体調を崩してしまう原因にもなりかねません。ダイエット効果と便秘解消効果を高めるためにも、正しいプールダイエット方法で取り組むようにしましょう。
・自分に合った泳法で泳ぐ
運動効果が高く、消費カロリーが高い泳法は「クロール」ですが、まずは楽しんで、持続して取り組めることが大切です。自分が楽に泳げる泳法で泳ぐようにしましょう。参考までに、クロールの次はバタフライ、平泳ぎ、背泳ぎの順で運動効果が高いと言われています。
・だらだら泳がない
泳ぐときは泳いで、休むときは休むことが大切です。運動するときは20分以上は体を動かし続けるようにし、1時間以上は泳がないようにしましょう。泳ぐ距離としては100メートル(25メートルを往復2回)位を目安にし、100メートル泳いで数分休むと言ったリズムで5回ほど行えるように目指しましょう。
・自分のペースで始める
プール教室などに通うのもいいですが、まずは自分のペースで始めるのもよいでしょう。市民プールなどの25メートルプールを利用して、週に2~3回は取り組むようにしましょう。
・まずはウォーキングで準備運動
プールに入って突然泳ぎ始めるのではなく、まずは水中ウォーキングなどの準備運動から始めましょう。泳ぐのが苦手と言う方は、ウォーキングだけに取り組んでも運動効果が得られます。水中ウォーキングはダイエット効果の高い筋肉の深い部分(インナーマッスル)を鍛えるのにも良いと言われています。水中ウォーキングをする際には、腕を大きく振って、お腹に力を入れ、大股で歩くように意識しましょう。また、足裏はつま先からかかとまで全体を床に付けるようにして、まっすぐに歩くようにします。25メートルを2分ほどで歩くのが理想的です。
・プールから上がったら体を温める
プールでの運動後は血流がよくなるとは言え、水温が体温よりも低めであるため体が冷えやすくなっています。プールから上がったら髪の毛も早めに乾かすようにして、体を冷やさないようにしましょう。
3.プールダイエットの便秘解消効果
気になるプールrダイエットの便秘解消効果ですが、いつ頃から効果が出るのでしょうか?こればっかりは、その人の便秘の度合いにもよりますから一概に「〇日目から効果が出る」と言うことは断言できませんが、早ければ次の日くらいには便意が訪れる場合もあるようです。
ジョギングやウォーキングなどもダイエットや便秘解消に効果があると言われていますが、ジョギングやウォーキング(陸上)を30分行うのと水中運動を30分行うのとでは消費カロリーに大差がありません。それなのに、水中運動はジョギングやウォーキングのように汗を流し、息を切らし、関節に負担をかけながら疲労を伴うこともありません。
ダイエットや便秘解消効果を得るために大切なのは、何でも持続することです。そのため体にも精神にも負担の少ない水中運動は持続しやすい運動であるともいえます。便秘に悩まされ続け、何をやっても解消しなかったのであれば、気持ちをリラックスさせる意味でも一度プールダイエットに取り組んでみてはいかがでしょうか?