子供が便秘で腹痛。原因はアニスムス?ママがしてあげられる対処法。
子供が私に似て便秘体質だから、続くときは腹痛とかが辛そうです。毎回、なんとか乗り越えてきてるけど、今後のためにも効果的な対処法をみさきさんに聞いておくことにしました。
1.子供の便秘の原因はアニスムス?
2.こどもの便秘解消にはマッサージ
3.子供の便秘は何日まで?腹痛が辛そうなら早く対処を!
4.子供の便秘解消のためにママがしてあげられる対処法
5.まとめ
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1.子供の便秘の原因はアニスムス?
4才のこどもの便秘は、まず腸から便を押し出す力が弱いことが原因である可能性があります。こどもは筋力が弱く、また排便するときの筋肉の使い方もよく分からずに、間違ったいきみかたをしてうんちを出そうとするほど肛門が閉じてしまうこともあります。この便秘をアニスムスといい、本来いきむときにリラックスしている肛門周辺の筋肉が、反対に緊張して肛門が閉じてしまい、うんちが出ないという状況です。
このようにアニスムスの人は、肛門周りの筋肉の使い方が正しくコントロールできていないのです。便座に座るときの姿勢などを工夫し、リラックスさせるように努めますが、詳しい対策法は後ほどご紹介させていただきます。
また、幼稚園など通園によって、便意が起きてもうんちをするのを我慢するという状況も多くなることでしょう。便意を我慢するとどうなるかというと、だんだん便意を感じるセンサーが弱まってきます。そのため便意に気付きにくくなり、うんちが腸に長い間停滞してしまいます。そうなると、腸壁から水分が吸収されてウンチが固くなり出しにくくなってしまうのです。
それから、食生活です。食物繊維は便の嵩(かさ)を増してくれますが、食物繊維を摂らなさすぎも、摂りすぎも問題となります。食物繊維というのは、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がありますが、不溶性食物繊維を食べ過ぎると、水を吸って数倍に膨れ上がり、便を詰まらせてしまうことにより便秘を悪化させてしまうことがあるのです。
水溶性食物繊維は、それに対して水を含むとゲル状になってうんちを柔らかくしてくれます。水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維をバランスよく摂取することが大切です。不溶性食物繊維と、水溶性食物繊維の含有量を調べて、バランスの良い食事を食べさせてあげると良いでしょう。
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2.こどもの便秘解消にはマッサージ
便秘の原因は、腸の形状そのものの問題でうんちの通り道が狭くなっていたり、先程もご紹介したアニスムスによってうんちの出口が閉じてしまっている可能性が考えられます。腸の形状の問題というのは、生まれつきみんな腸の形状が実に様々で、腸の管の一部分が、こよりのようにねじれてしまって便の通り道が狭くなっているねじれ腸というのがあります。
ねじれ腸というのは、便秘に悩む日本人のおよそ8割もの人が抱えている問題だといわれています。しかし、ねじれ腸は簡単なマッサージで便の通り道を作り、便秘を解消することができるので、マッサージをすれば問題ありません。そのマッサージ方法はねじれ腸マッサージといって、3分でできるマッサージ方法です。
ただしねじれ腸マッサージをやめたら、次の日から便秘が再発したという人もいるので、ねじれ腸の場合はねじれ腸マッサージを、継続していく必要があります。便秘を引き起こす腸の形状として、落下腸というのもあります。落下腸は、正常な腸の人が生まれつき腸のいくつかのポイントが固定されているのに対して、生まれつき固定されていなくて腸が下の方に落ち込んでしまっている人がいます。
その場合、うんちの通り道がなくなり、浣腸をしても下剤を飲んでもおなかが痛くなるばかりでうんちが出ないことがあります。落下腸も、ねじれ腸と同様簡単なマッサージで改善するのでぜひ落下腸マッサージを試してみてください。ねじれ腸マッサージは、まず仰向けに寝ころんで、左のわき腹から骨盤にかけてある下行結腸を両側から指で押すように小刻みに腸をゆらすイメージで1分間ほどマッサージを行います。
それからS字結腸のマッサージで、おへその下から恥骨にかけて、移動しながら指の腹で同じように約1分間ほどマッサージしていきます。最後に立ち上がり肩幅に足を開き、1分間上半身をひねり運動してねじれ腸マッサージはおしまいです。落下腸マッサージは、腰の下に座布団などを敷いて、床から腰を10センチほど浮かし、恥骨からおへその下にかけて、腸を押し上げるように約1分間、指でマッサージします。
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1.子供の便秘の原因はアニスムス?
2.こどもの便秘解消にはマッサージ
3.子供の便秘は何日まで?腹痛が辛そうなら早く対処を!
4.子供の便秘解消のためにママがしてあげられる対処法
5.まとめ
3.子供の便秘は何日まで?浣腸や下剤に頼るタイミングは?
幼児の便秘は、何日まで大丈夫なのでしょうか?こどもによって便秘になっている原因がさまざまなので、これといって一概には言えません。うんちが出ないからといって、便秘だとも限らないのです。食べたものがほとんど消化吸収されてしまっていて、うんちがほとんど作られずになんの問題もないという場合は、数日うんちが出ていなくても便秘とはいわない場合があります。
それに対して、明らかに便が詰まってしまっていて、便意はあるのに出ないとか、あるいは便意がなくて腸があんまり蠕動(ぜんどう)運動をしていないとかになってくると、早めの対策が必要です。これも、こどもによって便の嵩(かさ)が違うため、何日までならうんちが出ていなくても大丈夫だとはいえない状況です。しかし、便秘による不快な症状が現れていたら、即対策する必要があります。
便秘による症状は、腹痛、胃もたれ、肌荒れ、イライラ、だるさ、お腹のハリ、食欲不振、痔などです。また、ある程度まではそれほど深刻な症状が出ていなくても、いきなりひどい腹痛に襲われることもあります。レントゲンを撮ってみたら、たまりに溜まったウンチが見つかるということもあるので、そうならないうちに早めの対策を心がけましょう。
うんちが肛門のすぐ上の直腸まで来ていて、便意があるのにうんちが出ないときは、うんちがカチカチになって出口を塞いでいる可能性があります。その場合は、浣腸で一気に出したほうが痛みが少ないでしょう。もちろん、アニスムスによっていきむほど出ないという状態になっている場合は、アニスムスの改善を行う必要があります。
しかし、そうでない場合は、浣腸の強力な排便力でもって、一気にうんちを出させてあげたほうがよいでしょう。浣腸を出してくれないお医者さんもいるかもしれませんが、処方された座薬や下剤で効果が現れないときは最終手段は浣腸です。直腸は大腸より太いので、そこで固まった便を出すのは痛いでしょうから、うんちが出た後は切れ痔の軟膏を塗ってあげたり、傷の治りを早くする亜鉛を摂らせてあげるといいでしょう。
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4.子供の便秘解消のためにママがしてあげられる対処法
アニスムスの場合は、正しいいきみかたを教えてあげましょう。いすに座るように、便座に直立に座りいきんではいけません。有名な彫刻の「考える人」のように、少し背中を丸めるように前傾姿勢になって、ゆっくり深呼吸しながらよけいな力を抜いて肛門周りをリラックスさせてあげるようにしましょう。自力でどうしてもできないときは、便秘外来の バイオフィードバック訓練というの受けると良いでしょう。
そして、ストレス性の便秘にならないように、こどもをしかったりせず、こどもの精神的ストレスがあるようならその解決にも尽力してあげるといいでしょう。こどもは色々覚えなければいけないことも多く、幼稚園などでの人間関係にもストレスを感じているかもしれません。自己流ではなくて、子供の心理に詳しい専門家のサイトやブログ、書籍などを読んで最適な対処法や振る舞いを参考にするのも良いでしょう。
あまり型どおりに振る舞うのも心がこもらなくなってしまいますが、子供が何を望むものなのかを勉強して、子供にとってストレスのないコミュニケーションが取れるようになるといいのではないでしょうか?
それから、食生活をコントロールできるのは、お母さんですから、便秘によい食事を出してあげましょう。便秘になりやすい食材、便秘に良い食材を覚えて、お料理にその知識を取り入れてみてください。まず、便秘に悪いのは、砂糖など甘味の食べ過ぎ、うんちを固くしてしまうタンニンの多い柿や緑茶、コーヒー、紅茶、麦茶の摂りすぎ、タンパク質の食べ過ぎなどです。
体に優しいおやつを作ってあげたり、お茶の飲み過ぎには気をつけたり、お肉などの食べ過ぎにもかかわらず気をつけてあげましょう。うんちが固いこどもには、マグネシウムの多い食材と、水分を多目に摂らせてあげてみてください。マグネシウムが不足していると、腸に水分を留めておくことができないため、便がカチカチに固くなってしまいます。マグネシウムと水分で柔らかいうんちができるようにしてあげましょう。
海塩に多いにがりなどのマグネシウムは、硫化マグネシウムで体のタンパク質を固めてしまうので短命になるという説がありますから判断に迷うところですが、酸化マグネシウムならタンパク質凝固作用はないため酸化マグネシウムのサプリメントなどを飲ませてあげてもいいかもしれません。
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5.まとめ
いかがでしたか?こどもの便秘は、早めに解決してあげてストレスと不安から解放してあげましょう。便秘を慢性的に繰り返すようなら、腸内環境を善玉菌を増やしてあげてよくしてあげるとも必要です。ネット通販のオリゴ糖製品で、飲み始めて2週間くらいでするんとバナナ状のうんちがでるようになった幼児もいるので、体質改善に試してあげてもいいかもしれません。なるべく、自力でうんちが出せるようになるようにサポートしてあげましょう。
子供の便秘がなかなか改善しない場合は、カイテキオリゴで腸内環境をやさしく整えてあげるのもよいかもしれません。
子供の便秘にカイテキオリゴを試してみた息子の体験談もぜひ参考にしてみてください。