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アローゼンで胃もたれと便秘を解消!でも自力で便が出なくなるかも?

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くにこ
便秘薬に頼っていた頃、色々な便秘薬を試してみたけど、アローゼンの効果はすごかったよ。
みさき
アローゼンは病院で処方される便秘薬としても、よく使用されるよね。でも便秘解消のためにアローゼンに頼ってばかりいるのはやはり危険だよ。
くにこ
そうだね。私も便秘解消のためにアローゼンに頼っていた頃は。自力で便が出なくなる時期が続いて、便秘が悪化する原因にもなったよ。
みさき
そうそう。効果が高い薬は、その分後が怖いのよ。アローゼンを必要以上に服用すると体の機能が低下してしまって、薬を飲まないと自力で便が出なくなるからね。
くにこ
アローゼンって、どうしてあんなに便秘解消効果が高いの?服用するとしたら、何日くらいまで大丈夫なのか、今後のためにも目安が知りたいな。

みさき
今日は、アローゼンに関するお話をしましょう。





便秘が原因の胃もたれ、アローゼンで解消


便秘に伴う症状としてよくあるのが胃もたれ。便秘になる人の5割は、胃もたれや胸やけの症状を自覚しているといわれています。便秘によって胃もたれになるのは、二種類の原因があります。ひとつは、便秘になるような人は腸の働きが鈍くなっていて、胃も活発に働けていないから胃もたれがしてしまう場合です。

もう一つは、腸に溜まった便が胃を圧迫したり、胃の出口を塞いでしまい、消化液が逆流して胃もたれやげっぷなどが出てきてしまうのです。このように、便秘が原因の胃もたれというのは、根本的な原因である便秘を治さないと本当に胃もたれの症状が消えるということはないでしょう。そこで、便秘に効くというアローゼンについてご紹介します。

アローゼンは、大腸の運動を活発にし、排便をするのを促します。腸の働きが弱い弛緩性便秘の人にぴったりで、けいれん性便秘には向きません。持病やアレルギーがあったり、妊娠中の人は担当医師に相談してから使用するか決めましょう。盲腸や腹膜炎などの急性腹症のある人や、けいれん性便秘、あまりにも固くなった便が詰まっている便秘の時に用いると、かえって症状が悪化するおそれがあります。

くにこ
アローゼンは、どんな便秘にも聞くわけじゃなくて、腸の働きが弱ることによって起こる弛緩性便秘に効果的なんだね。

また、電解質失調、とくに低カリウム血症の人や、腹部手術をした後の人も、使用に注意が必要です。妊娠している人も、子宮の収縮を招くことがあるので基本的に禁止ですが、医師の判断で少量用いることがあります。アローゼンの飲み方ですが、ふつう、夜眠る前に飲んで、8時間から12時間後に効果が現れます。

翌朝の効果を期待して、寝る前に飲むのが一般的です。アローゼンを飲んだ後に尿の色が赤色から橙色に変色する場合がありますが、これは、アローゼンの成分の色なので問題ありません。アローゼンのような、腸を刺激する下剤の常用は控えたほうが賢明で、なるべく使わないに越したことはありませんが、その理由を今からご紹介します。



アローゼンの副作用で自力で便が出なくなる可能性も!

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アローゼンは、センナという薬草からできています。長期間の服用を続けると、体がセンナに慣れてきてしまって、効き目がなくなってきてしまいます。センナが便秘に効くメカニズムは、センナが毒物であるからです。毒物を下痢して排出しようという働きが、便秘に効果的なのです。大腸メラノーシスという副作用も、センナの特徴です。

くにこ
センナって聞いたことがある!便秘解消のための下剤効果がすごいんだよね!

大腸メラノーシスというのは、大腸黒皮症ともいわれ、腸の壁が黒っぽく変色してしまうもので、大腸腺腫を増加させるということが明らかです。センナ以外にも、 アロエや大黄なども同じアントラキノン系の下剤で、メラノーシスの原因になります。妊娠している人が飲むと、子宮が収縮することがあるので、流産や早産の原因になりますので注意が必要です。

市販の下剤は7割ほどがアントラキノン系の下剤なので、気をつけましょう。市販には、アントラキノン系以外に塩類下剤や膨張性下剤、糖類下剤、浸潤性下剤などがあります。塩類下剤や糖類下剤は、刺激が少なく癖になりにくいのでおすすめです。塩類下剤には酸化マグネシウムや、水酸化マグネシウムがあります。

「生薬配合」や、「優しい効き目」などの記載があっても、アントラキノン系の下剤は気をつけましょう。アントラキノン系の下剤を常用していると、下剤を止めたときに自力で排便できなくなってしまう可能性があります。



アローゼンの服用は何日まで大丈夫?

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アローゼンなどアントラキノン系の下剤の服用は、長期にわたると結構下剤に依存してしまいます。なのでなるべく短期での服用に留めることが重要なのです。では、具体的には何日くらいの服用ならそれほど問題がないのでしょうか?何日とははっきりしたデータがないのですが、なるべくいざという時だけの使用に留めたほうが良さそうです。

くにこ
腸の機能が弱っていることが原因で便秘になっているから、アローゼンを一度飲むと、ついつい頼りがちになってしまうんだよね。アローゼンを服用して便秘が解消すると同時に、体質改善も心がけないといけないね。

アローゼンのようなアントラキノン系の下剤を服用していると、メラノーシスになってしまうといいましたよね。メラノーシスになると、大腸が黒っぽく変色してしまい、大腸ガンのリスクが高まってしまいます。しかし、メラノーシスというのは、アントラキノン系の下剤の服用をやめてから半年から二年くらいで消えていくので、アントラキノン系の下剤を止められれば問題ありません。

しかし、急に常用している下剤を止めるのは難しいため徐々に減らしていくことが必要です。かなりアントラキノン系の下剤に依存してしまっている人の場合は、食事や運動などの生活習慣を変えたりするほかに、酸化マグネシウムの下剤で便を柔らかくしたりするのもおすすめです。下剤に依存してしまっているのは、そのままでは絶対によくありません

そのままで治るということはないので、医師の指示を受けてアントラキノン系の下剤の依存を徐々に治していきましょう。それほどアントラキノン系の下剤に依存していないという人は、生活習慣の改善だけで便秘を解消していけるでしょう。では、具体的にどのような生活の改善をしたらよいのでしょうか?それを今からご紹介します。



薬に頼らない便秘や胃もたれの解消法

まず、便が固い場合はマグネシウム不足が考えられます。マグネシウムは、腸に水分を溜める働きをしていますから、不足すると便が固くなってしまうのです。マグネシウムの摂取には、海外の硬水がおすすめです。ミネラルウォーターの硬水は、マグネシウムなどのミネラル成分が豊富なためとても便秘に効果的です。

発酵食品などで、腸の善玉菌を増やすことも効果的です。腸内環境が良くなれば、自然と良い便がするっと出るようになります。どのような便秘のタイプの人にも、善玉菌を増やすのは効果的で体によいことです。オリゴ糖100パーセントパウダーや、乳酸菌錠剤や、ぬか漬けやキムチなど発酵食品を食べると良いでしょう。

適度に油分をとることも必要です。便をつるっと出すには、適度に油分が必要ですからね。オリーブオイルには、便秘解消に効果的なオレイン酸が豊富に含まれていますし、炎症性疾患の原因になるリノール酸が少ないので他の油よりもおすすめです。オリーブオイルをスプーンに1、2杯くらいは摂取するとよいでしょう。

くにこ
便秘解消に油分の摂取が効果的なのは意外だった!オリーブオイルなら、サラダにかけたりして取り入れることもできるから、ちょっと意識してみようかな。

運動も便秘に効果的で、特に、運動をしなくなると途端に便秘になる人もいます。その場合は、ねじれ腸と呼ばれる腸の形状が原因で便秘になっている可能性があります。その場合は、ねじれ腸マッサージを試したり、やはり運動の習慣でお腹を刺激すると良いでしょう。特に、上半身をひねるような動きの運動が効果的ですから、ラジオ体操などを習慣にするのも便秘に効果があることでしょう。

くにこ
アローゼンみたいな便秘薬に頼らなくても、普段の生活で少しずつ意識すれば便秘解消のための体質改善が出来そうだね!

まとめ

さて、いかがでしたか?便秘を放置するのは身体に悪いので、なんらかの対策が必要です。しかし、安易に下剤を用いると、その下剤がアントラキノン系の場合依存してしまって面倒なとになりかねません。なので、下剤は注意して選ぶようにし、生活習慣の改善で自然にお通じが出るようにしましょう。






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