妊娠中げっぷとおならが止まらない!腸内改善にぬか漬けも効果的!
妊娠は便秘になりやすいといいますが、便秘になるとおならが止まらないことも多く、放置するとげっぷとかもよく出るようになったりします。今日は妊娠中におならやげっぷが止まらなくて悩んでいる人のために、便秘解消に効果的な食べ物についてのお話をしたいと思います。
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1.妊娠中の便秘でおならが止まらない原因
妊娠によるホルモンバランスの変化で便秘が悪化
便秘が長引くことによって腸内に有毒ガスが充満
2.臭いおなら、臭いげっぷの原因
悪玉菌が多いとおならやげっぷが臭くなる
健康な人の腸内細菌のバランス
3.便秘とおならの解消法
善玉菌を増やすことでおならを解消-ビフィズス菌、納豆菌、オリゴ糖など様々な食べ物で
リラックスすることでおならを解消-自律神経のバランスを整えよう
軽い運動でおならを解消-妊娠中だからこそ運動を!
水分補給でおならを解消-おすすめのお茶もご紹介!
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1.妊娠中の便秘でおならが止まらない原因
妊娠中におならやげっぷで悩む人が多い
妊娠中はおなかの赤ちゃんのことを考えると出来るだけ薬は控えたいものですよね。でも、妊娠には便秘がつきものと言ってもいいほどに、妊娠中に便秘になる人は多いといわれています。また、普段から便秘がちな人であれば、妊娠中にその便秘が悪化してしまう場合も多いようです。
妊娠中に限ったことではありませんが、便秘が悪化するとおならが止まらないといったこともよくあります。おならが止まらないという状態は、便秘によって腸内環境が乱れることによって起こる症状です。また、おならが止まらない症状と一緒に、げっぷの量も多くなることもあります。
妊娠中は、便秘が悪化しやすく便秘薬なども控える妊婦さんが多いので、おならが止まらない状態が続いたり、げっぷの量が増えたりして悩んでいる妊婦さんも多いのです。
このような妊娠中のおならが止まらない状態やげっぷの量が増えてしまうような状態は、生活環境を見直すことで改善することができます。おならやげっぷの改善策を見つけるためにも、まずはおならやげっぷがどのようにして生じるのか、その原因から探っていきましょう。
妊娠によるホルモンバランスの変化が便秘を引き起こす
妊娠するとホルモンバランスに変化が訪れます。赤ちゃんを子宮内で守ろうとする黄体ホルモン『プロゲステロン』の分泌が増加します。この「プロゲステロン」は、赤ちゃんを守るために子宮の収縮を抑制する働きがあり、子宮以外にも胃や腸の消化管などの筋肉の収縮も抑制する働きがあるので、腸のぜん動運動の動きも鈍くなります。
✔ ホルモンバランスに変化
✔ 『プロゲステロン』の分泌が増加
✔ 子宮の収縮を抑制する
✔ 腸のぜん動運動の動きが鈍くなる
このようなホルモンバランスの変化による作用で、多くの妊婦さんは便秘になりやすいのです。そして、子宮が大きく膨らむことにより、少しずつ腸も圧迫されるようになり、便の通りが狭くなります。
そのため、便秘が悪化し、便がなかなか排泄されないでいると、便の水分は腸壁から吸収されてしまうので、便も硬くなり更に排泄されにくくなってしまうという悪循環に陥りやすいのです。
便秘が長引くことによって腸内に有毒ガスが充満
また、腸内に便が停滞すると、悪玉菌が大繁殖して、便はどんどん発酵、腐敗が進み、有害物質(有害ガス=おなら)などの毒素を発生させます。
その便やおならが出ないということは、その毒素が腸壁から吸収されて血液中に入りこみ全身を巡るようになります。血液に溶け込んだ毒素は、肝臓で解毒しないといけないので、肝臓に負担をかけることになります。
✔ 腸内に溜まった便によって悪玉菌が大繁殖
✔ 大繁殖した悪玉菌が大量の有毒ガス(おなら)を発生させる
✔ 便秘で出口を失った有毒ガスが血液を通して全身を巡る
✔ 血液中の毒素を解毒するために肝臓へ負担がかかる
おならを我慢してしまうと、腸内にガスが溜まり、お腹が張ってきます。そして、ひどい腹痛に悩まされる可能性もあります。
腸内が便とガスで膨らんで、背骨や腰、骨盤などを圧迫するようになり、腰回りの血流が悪くなると、全身にも疲労感などが出やすくなったりします。
おならを我慢すると良い事はないので、人がいないところでは我慢しないで、是非おならを出すようにして下さい!
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2.臭いおなら、臭いげっぷの原因
悪玉菌が多いとおならやげっぷが臭くなる
便秘の状態というのは、悪玉菌が腸内で大繁殖している状態です。悪玉菌は、食べたものを腐敗させて、腐敗ガスを作り出します。その腐敗ガスがとても臭いんです!
腐った卵に似た硫黄臭のような匂いです。悪玉菌が発生させるおならの特徴は、量が少ない=短いおならなのに、臭いが強烈過ぎです。このようなおならが出たら、あなたの腸内では、悪玉菌が優勢になっていると考えてよいでしょう。
臭いおならの原因
✔ 悪玉菌によって作られた食べ物の腐敗ガス
✔ 腸内で悪玉菌が優勢になってしまっている
✔ 腸内で善玉菌・日和見菌・悪玉菌のバランスが崩れている
私たちの小腸から大腸の中に、約100種類以上の細菌が約100兆個います。そして重さにして、約1キロ位あります。これらの腸内細菌は大きく3つに分けられます。『善玉菌・日和見菌(ひよりみきん)・悪玉菌』です。これらが腸内でバランスよく働くことで、健康を保ちます。
腸内細菌の健康的な理想のバランスは、善玉菌:日和見菌:悪玉菌=2:7:1です。
善玉菌の働き
健康維持に貢献してくれる働きをしてくれます。
日和見菌の働き
善玉菌か悪玉菌どちらが優勢かで味方して作用します。
悪玉菌の働き
腸の中のものを腐敗させ、有害物質や発ガン物質をつくり、善玉菌の働きを抑制します。
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3.便秘とおならの解消法
善玉菌を増やすことでおならを解消
便秘とおならを解消するためには、腸内環境を整えることが共通の解消法です!それではまず、腸内環境を整える方法をご紹介しましょう。腸内環境を整えるためには、善玉菌が優勢になるように善玉菌の大好きなものを食べるようにして、悪玉菌が大好きなものはあまり食べ過ぎないようにしましょう。
ビフィズス菌や乳酸菌
ビフィズス菌や乳酸菌を含むヨーグルトや乳酸菌飲料は、手軽に善玉菌を摂取できます。1日に適量を摂取するようにして下さい。
また、発酵食品も乳酸菌を多く含みます。味噌、納豆、チーズ、ぬか漬けなどです。発酵食品の摂りすぎは、塩分の摂りすぎにつながるので、過剰摂取はしないように気をつけましょう。
納豆菌
また、納豆の成分である納豆菌は、悪玉菌を殺す働きを持っているので、ぜひ1日に1パックは食べるとよいでしょう。
食物繊維やオリゴ糖、グルコン酸
ビフィズス菌、乳酸菌のように善玉菌を取り入れると同時に、善玉菌のエサになる食べ物を取り入れることも大切です。例えば、食物繊維が多く含まれる野菜や海藻類、オリゴ糖が含まれる果物や野菜、グルコン酸として代表的なはちみつなどです。
しかし腸内に善玉菌や善玉菌のエサとなる食べ物を取り入れたとしても、それ以上に悪玉菌が強いと腸内環境を整えることは出来ません。脂肪の多いお肉は、消化が悪く、お肉のタンパク質やアミノ酸は、悪玉菌の大好物です。それらが悪玉菌を増やして、有毒ガスを出します。腸内環境を整えるためにもお肉中心の食事に偏らないようにしましょう。
善玉菌を増やす食べ物
✔ ビフィズス菌・乳酸菌
ヨーグルト、乳酸菌飲料、味噌、納豆、チーズ、ぬか漬けなど
✔ 食物繊維
大豆や豆類、ごぼう、切り干し大根、海藻類、こんにゃくなど
✔ オリゴ糖
大豆、ごぼう、バナナ、玉ねぎなど、はちみつ
✔ グルコン酸
はちみつ
✔ 納豆菌
納豆
悪玉菌が好きな食べ物
✔ 動物性タンパク質
脂肪の多いお肉
リラックスすることでおならを解消
ストレスを溜めこんでしまうと、自律神経に影響を及ぼして、胃酸の分泌が抑制されて、胃の動きが鈍り、消化不良を起こして、便秘になります。
自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つから成り立っていて、交感神経は、日中の活動している時やストレスを感じている時に働いていて、副交感神経は、リラックスしている時や寝ている時に働いています。
この2つがバランスが良いと、健康状態を保てますが、ストレスを感じやすい時やなかなかリラックスできてない時には、交感神経が過剰に働いているため、自律神経のバランスが崩れてしまうのです。自律神経は、呼吸や消化吸収、すべての内臓や血流などの働きをコントロールして、体内の環境を整えてくれる神経です。
自分の意思と関係なく、生きていくうえで重要な働きをしてくれています。この自律神経が乱れてしまうと、私たちの体は、不調を訴えるようになってしまいます。なので、ぜひ意識してリラックスする時間を作りましょう!
軽い運動でおならを解消
安定期に入ったら、体調が良くて、天気がいい日には、お散歩に出かけましょう!妊婦さんが手軽にできる運動は、歩くことです!歩くことは、両足を交互に上下させるので、腸に良い刺激を与えてくれます!体調に合わせて、歩く時間を決めて下さい。
水分補給でおならを解消
妊娠すると赤ちゃんの分の血液量が増えるので、お母さんはいつもよりも多めに水分を摂らなければなりません。特に妊婦は、便秘になりやすいので、便が硬くなってしまいがちです。排泄しやすくするには、便を柔らかくする必要があります。
成人女性の水分の摂取量は、約1~1.5Lですが、妊婦の水分摂取量は、食事の水分を抜いて約2Lです。1日に1Lを飲むのも大変だ~という方は、飲むこと自体がストレスになって良くないので、そういう方は、あまり考えすぎない程度で気づいたら飲む感じが良いかもしれません。
水に飽きたらローズヒップティーやタンポポ茶なども
飲む量を増やすためにも、水やお茶に飽きてきたら、ノンカフェインの飲み物を楽しむと良いかもしれません。リラックスタイムに、ローズヒップティー、タンポポ茶、タンポポコーヒー、そば茶などを飲むようにしたら、楽しんで水分摂取ができますね!
妊娠中に避けるべき飲み物
妊婦が避けるべき飲み物は、お酒、コーヒー、ウーロン茶、日本茶、紅茶、炭酸飲料など多いですが、赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼさないため、この妊娠中と母乳の期間だけお母さん、頑張ってください!元気な赤ちゃんのためです。
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4.まとめ
妊娠中の便秘によるおならが止まらない症状や、げっぷの症状を抑えるために、出来ることを4つに分けて紹介しました。最後に今日のお話をもう一度おさらいをしてみましょう。
妊娠中によくある、おならが止まらない、げっぷの量が増える症状の原因
✔ 妊娠によってホルモンバランスが変化し便秘が悪化するため
✔ 妊娠中に便秘が悪化して腸内に有毒ガスが充満するため
おならやげっぷが臭くなる原因
✔ 腸内細菌のバランスが崩れ悪玉菌が多くなると、おならやげっぷが臭くなる
✔ 健康な人の腸内細菌のバランスは、善玉菌:日和見菌:悪玉菌=2:7:1
おならが止まらない、げっぷが臭い症状の解消方法
✔ 腸内環境を整える
✔ リラックスできる時間を作る
✔ 軽い運動
✔ 水分補給
妊娠すると、便秘になりやすく、おならも臭くなりやすいですが、便秘を解消していけば自然におならの臭いも落ち着いてくるので、まずはリラックスタイムを作って、気持ちを楽にすることから始めてみて下さい!赤ちゃんも応援していますよ。
妊娠中の便秘がなかなか改善しない場合は、カイテキオリゴで腸内環境をやさしく整えてあげるのもよいかもしれません。
便秘薬などを避けたい妊娠中や授乳中にカイテキオリゴを試してみた私の体験談もぜひ参考にしてみてください。