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自律神経失調症で便秘に!アロマ効果で自力で治す

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自律神経のバランスが崩れると体に様々な支障をきたします。その中の一つに便秘の症状もあります。自律神経失調症で悩む人は便秘を伴う場合が多いと言われています。自律神経失調症による便秘を解消するためには、何よりもリラックスすることが大切です。今日は、アロマオイルのリラックス効果で自律神経失調症の便秘を解消するためのお話です。

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1.自律神経失調症が原因で便秘に

自律神経には、交感神経と副交感神経があり、それらのバランスを維持することで呼吸や循環器、消化吸収などをコントロールしています。しかし、日常からストレスを多く受け続けている人は、これらの自律神経のバランスが崩れてしまいます

交感神経は、活動したり、緊張やストレスのある状態でメインに働く神経であり、副交感神経は交感神経とは反対に、休息、修復、リラックスした状態を維持するときにメインになって働く神経です。しかし、ストレスを受け続けると交感神経が常に優位な状態になってしまうのです。

便秘にならないためには、胃腸が正常に消化活動をしなければなりませんが、消化活動が活発になれる状態は副交感神経が優位になっているリラックスした状態のときです。そのため、ストレスを受けて交感神経が優位になった状態が続くと、胃腸が正常に消化活動を行うことができないのです。

人間の生活において健康な体を維持するためには、交感神経と副交感神経は、1:1の割合で働くのが理想的であると言われています。このバランスが崩れてしまうこと自律神経失調症になり、便秘をはじめとする様々な症状として現れます。

自律神経失調症になりやすい人は、ストレスを受けやすい性格の人、ストレスや疲れがたまっている人、生活リズムが規則的でない人、更年期、妊娠、出産などによってホルモン周期が不規則になっている女性などに表れやすいと言われています。

また、自律神経失調症にはその原因によって4つの種類に分けられます。一つ目は、虚弱体質や低血圧の方に多い本能性自律神経失調症というもの。二つ目は、感受性が敏感すぎることによるもので、神経症型自律神経失調症と言います。

三つ目は、真面目な人などによくある症状で、ストレスが原因になって起こる心身症型自律神経失調症です。そしてこの心身症型の自律神経失調症が悪化してうつ状態になった場合を抑うつ型自律神経失調症と言います。



2.不安を取り除くにはまずリラックスすること

自律神経失調症やそれによる便秘になってしまったら、ただ放っておくだけでは他の病気に進展しかねません。安易に放置しないで、自律神経失調症の原因になっている不安やストレスを取り除き、自律神経失調症とともに便秘を解消できるよう努力しましょう。

自律神経失調症を解消するために最も必要なのは、リラックスすることです。日常生活でたまってしまっている不安やストレスを少しでも解消できるように、意識的にリラックスするための時間を取り入れるようにしましょう。

また、仕事などの休憩時間に、最近はスマホなどをいじり続ける人がほとんどいますが、それでは全く心身のリラックスにはなりません。身も心も落ち着けるために、ゆったりとした時間を持てるように心がけましょう。

また、考え方を変えることもリラックスするために大切なポイントです。ストレスを受けやすい考え方をしている人は、極力ストレスを受けないような考え方で物事を受け止められるようにしてみましょう。

例えをいくつかあげると、人の視線を批判的に捉えるのではなく見守ってくれていると捉える、失敗が許されないと考えるのではなくたまには失敗してもいいと考える、几帳面で真面目すぎないようにして楽観的な部分を持つようにする。

他にも、他人と比べるのではなく過去の自分と比較するようにするなど他人を意識しすぎないようにする、また、物事を引きずらないで忘れるようにすることも大切です。



3.リラックス効果や便秘解消効果のあるアロマオイル

リラックスするための方法には、体操、ジョギング、ウォーキング、ティータイム、読書、音読、映画、つぼマッサージ、カラーセラピーなど様々な方法がありますが、アロマオイルを使用した方法は、ただその香りを生活の中に取り入れるだけで効果が得られるため、特別に体を動かす必要もないため誰でも取り組みやすい方法です。

アロマオイルは100%天然のもののことを精油と言い、精油を使用することで高い効果が得られます。精油の種類は多様にありますが、香りのタイプに分けてご紹介しますので、自分の好みに合った精油を選んで生活に取り入れてみましょう。また、相性の良い精油をいくつかブレンドして楽しむことで、より高い効果を得ることもできるので、参考にしてみてください。

≪フローラル系≫
・ローズオットー(ダマスクローズ)
落ち込んでいたり、傷ついたり疲れている心に癒しを与える。ホルモンバランスを調整し、月経痛などにも効果的。ゼラニウム、ベルガモットとも相性が良い。

・ラベンダー
自律神経のバランスを整え、自律神経失調やうつの症状などを解消する効果がある。サンダルウッド、ベルガモット、マジョラムスウィート、ローズマリー、レモン、ゼラニウムなどとも相性が良い。

・その他のフローラル系の精油
カモミールローマン、ゼラニウム

≪柑橘系≫
・オレンジ・スイート
気分を明るくし、ぐっすりと睡眠をとれる状態にする。胃腸を整える効果によって、下痢や便秘、食欲不振の解消にもつながる。老廃物の排出を促す効果もある。プチグレン、シナモン、ゼラニウム、ラベンダー、タイムなどと相性が良い。

・レモン
血行促進、消化促進、蠕動運動の促進などに効果があり、冷え、むくみ、便秘などの症状の解消にもつながる。ローズマリー、ラベンダー、サンダルウッド、タイム、ジンジャーなどと相性が良い。

・プチグレン
ストレスによる便秘を解消する効果がある。ストレスや不安を取り除き、自律神経失調症を解消する。ゼラニウム、ラベンダー、ベルガモットなどと相性が良い。

≪ハーブ系≫
・マジョラム・スイート
自律神経系の症状を和らげてくれる。ストレスによる便秘を解消してくれる他、筋肉痛や月経痛などの改善にも効果がある。心を温める精油ともいわれる。ラベンダー、サンダルウッド、ベルガモットなどと相性が良い。

・ローズマリー
頭をスッキリさせる、うつの症状を解消させる、体内の浄化などの効果がある。ラベンダー、ゼラニウムなどと相性が良い。

・フェンネル・スイート
消化不良や吐き気などに効果的。逆境に立ち向かう勇気が出るなど、心への作用もある。ラベンダー、レモン、サンダルウッド、ベルガモットなどが相性が良い。

・その他のハーブ系の精油
タイム、バジル、シナモン

≪スパイス系≫
・カルダモン
消化促進をはじめ、さまざまな胃腸への症状への効果がある。便秘、お腹の張り、食欲不振、胃もたれなどの症状を解消する。また、ストレスや神経性の疲労を和らげる効果もある。

・ブラックペッパー
消化不良、食欲不振、ダイエットなどにも効果的。肉体の疲れや無気力に陥った状態にも効果がある。サンダルウッド、マジョラムスウィート、ラベンダー、レモン、ジンジャーなどと相性が良い。

・ジンジャー
意欲がわかない時、精神的なショックなどによって感情を失ったときなどに効果的。消化不良や食欲不振などを解消する効果もある。ベルガモット、ローズマリー、レモンなどと相性が良い。

≪樹木系≫
・サンダルウッド
緊張や不安を鎮める。瞑想時によく使用され、心のバランスを整える効果がある。ゼラニウム、ラベンダー、レモンなどと相性が良い。

―精油の選び方―
高い効果を目指すのであれば、その分値段はしますが天然100%の精油を使用するのが良いでしょう。天然100%の精油には、『精油』、『エッセンシャルオイル』と記載されています。また、合成品は『アロマオイル』、『ディフューザー専用オイル』、『ポプリオイル』などと書かれています。

また、ご紹介した精油の中で妊娠中に安全だと言われているのは、ベルガモットとオレンジスイートですが、肌には直接触れないよう、香りをかぐと言った使用法にとどめるのが良いでしょう。



4.精油の使用方法

精油は、大量の植物が濃縮されたオイルです。国によっては、アロマテラピーは医療行為とみなされ、精油が医薬品と同じように扱われている国もあるほどに慎重に扱わなければいけないものでもあります。使用方法を誤ると危険も伴うため、特に妊娠初期の女性などは安易に使用しないようにしましょう。3歳未満の子供の肌もデリケートであるため、使用しない方が良いです。

入浴時に使用する場合は、入浴の直前に1~3滴ほどをたらして使用するのが効果的です。精油は時間がたつと酸化して効果が落ちてしまうためです。また、上記で紹介はしていませんが、シナモン、クローブバッドなど入浴に使用してはいけない精油もあるので、入浴に精油を利用する場合は、使用可能な精油であるかどうかを確認するようにしましょう。

精油をマッサージに使用するときはホホバオイル、グレープシードオイルなどのキャリアオイルなどで薄めてから使用するようにし、原液のまま使わないようにしましょう。また、精油は薄めたものであっても飲んではいけません。マッサージや入浴、香りなどで楽しむようにしましょう。



5.まとめ

いかがでしたでしょうか?便秘がちの人の大半はストレスによる自律神経失調症を患っているともいわれています。また、それらは病院や薬で治療をしなくても、心と体に安らぎを与えることで解消するものである場合も多いと言われています。ぜひ、自分に合ったアロマオイルを生活に取り入れて、リラックスタイムを作ってみましょう。






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