妊婦の便秘にもありがち!迷走神経反射でめまいが!
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1.便秘を引き起こす迷走神経反射とは
自律神経のバランスが崩れることが原因
迷走神経反射が起こる場面
迷走神経反射の症状
3.迷走神経反射で起こる排便ショック
排便ショックが起こるメカニズム
-排便時の痛みによって自律神経のバランスが崩れる
-副交感神経が過敏な反応をすることで血圧が低下する
-貧血状態に陥り意識を失う
4.迷走神経反射の予防対策
水分と一緒に多めの塩分の摂取を心がける
横になった状態で手を握りしめ、足にも力を入れる運動
長時間の立った姿勢や座った姿勢を避ける
血圧が急激に上下するような激しい運動を控える
脱水症状や過度なアルコール摂取、薬の服用などを極力避ける
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1.便秘を引き起こす迷走神経反射とは
自律神経のバランスが崩れることが原因
便秘が起こる原因は大きく二つに分けられますが、ひとつは便を排出するための蠕動運動(ぜんどううんどう)が弱まってしまっている場合で、もうひとつは便自体が硬くなってしまって出づらくなっている場合です。この一つ目の原因である蠕動運動は、自律神経と大きく関係しています。
自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、蠕動運動は副交感神経が働いているときに起こります。そのため、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうと、正常に蠕動運動が起こらなくなり、便秘になってしまうのです。
酷い便秘が続いている人の症状のひとつとして、排便時に気を失ってしまう場合があります。このような症状は迷走神経反射によるもので、自律神経のバランスが崩れることによって起こります。
迷走神経反射が起こる場面
迷走神経と言うのは、副交感神経に含まれる神経です。副交感神経は休息時に働く神経で、副交感神経が働くことで体がリラックスした状態になります。しかし、この副交感神経が過剰に働いてしまうことで迷走神経反射が起こるのです。
迷走神経反射が起こりやすい場面は、排便時をはじめとして、排尿時、入浴時、満員電車の中で同じ姿勢でい続ける場合など様々な場面で起こると言われています。
副交感神経が不適切なタイミングで過敏な反応をしてしまう原因はいくつか考えられますが、簡単に説明すると激痛、ストレス、精神的なショックなどによって自律神経のバランスが崩れることで迷走神経反射が起こると言われています。
また、妊婦は普段と異なる生活への配慮で神経質になったり、出産や育児に対する不安など、妊婦特有の悩みが生じやすくもあります。ストレスや不安が高まる妊婦は特に、このような症状が起こりやすいと言われています。
迷走神経反射の症状
迷走神経反射が起こる前に、何度もあくびが出たり、吐き気、冷や汗などの前兆とみられる症状が見られる場合もあります。
時々、注射器の針を見た瞬間、血液を見た瞬間など恐怖や不安などが原因になったり、その他にも精神的ショック・ストレスなどが原因でめまいや失神を起こす人がいますが、これらの症状は迷走神経反射である可能性が高いとみられます。失神した場合は、数十秒から5分程度で元に戻る場合が多いです。
排便時に起こる場合、排便ショックとも呼ばれます。排便時にめまいが起こったりして貧血状態になってしまったり、失神しかけてしまった、意識を失ったなどの経験がある場合は、迷走神経反射を起こしている可能性が高いです。
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2.妊婦にもありがち!迷走神経反射を起こしやすい人
迷走神経反射を起こしやすい人には、いくつかの特徴があります。排便時に失神しかけたことがある人は、以下のような特徴が自分と一致していないかチェックしてみましょう。
・ストレスが多い人
・悩み事が多い人
・神経質な人
・疲れがたまっている人
・情緒が不安定な人
・水分不足になりがちな人
・塩分不足になりがちな人
・立ったまま、座ったままなど長時間同じ姿勢でいることが多い人
・低血圧気味な人
これらの特徴の一部は、便秘がちの人にも見られる特徴と一致しています。排便時、もしくはその他の日常生活の中で迷走神経反射を一度でも経験したことのある人は、今後の再発を防ぐためにも原因ともなり得る上記の特徴を取り除く必要があります。
自分の生活を見直しながら、リラックスした時間や余裕を確保し、食生活と適度な運動を取り入れることで心身の健康バランスを整える努力をしてみましょう。
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3.迷走神経反射で起こる排便ショック
迷走神経反射の中でも排便ショックは酷い便秘の症状が続いている人などに起こりやすく、溜まった便を下剤などで排出する際の腹痛や排便時に伴う痛みなどが原因で失神状態に陥る場合があります。
排便ショックが起こるメカニズム
(1)排便時の痛みによって自律神経のバランスが崩れる
迷走神経反射は何らかの刺激によって副交感神経が過敏に働いてしまうために起こると書きました。よって排便ショックは、排便時に訪れる便意、腹痛、肛門の痛みなどが刺激になって副交感神経が反応してしまうことがあるのです。
(2)副交感神経が過敏な反応をすることで血圧が低下する
便秘になると下剤を利用することが多いと思いますが、下剤には大きく二つのタイプがあります。一つは、腸内の水分を便に吸収させることで便を排出しやすくするタイプで、もう一つは腸内の蠕動運動を活発にさせるために刺激を与えるタイプです。
これらの下剤のうち、腸内の蠕動運動を活発にさせるタイプの下剤を頻繁に使用すると、副交感神経が過敏に反応しやすくなってしまう傾向にあるともいわれています。
(3)貧血状態に陥り意識を失う
副交感神経が働く状態になると、蠕動運動が活発になる他、体は休息モードになってしまうため血圧や心拍数が下がってしまいます。部屋で休んでいるとき、昼寝をしているとき、就寝中などは副交感神経が働くのは自然なことですが、排便時などにそのような状態になってしまうと起きていないといけない時に体が休息モードに入ってしまうわけですから貧血状態に陥ってしまうわけです。
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4.迷走神経反射の予防対策
迷走神経反射を一度経験すると、その経験から同じような条項になると再び失神を繰り返しやすくなる傾向があると言われています。ただ倒れ込んで数分で意識が戻ればよいですが、意識を失うと同時に頭を家具などに打ち付けてしまったり、長時間意識が戻らずに脳などに後遺症が残ってしまってからでは手遅れです。
迷走神経反射を予防するためには、自律神経のバランスを整えることが重要です。しかし、人によって自律神経のバランスが崩れる原因がさまざまであるため、何をすれば迷走神経反射を防げるかと言うことははっきりと述べることができません。
それでも、少しでも迷走神経反射の発生を防ぐために共通しやすい予防対策をあげてみます。これらの対策は便秘解消効果も一緒に得られますので、迷走神経反射を起こしそうな人は以下の予防対策に取り組んでみましょう。
・水分と一緒に多めの塩分の摂取を心がける
迷走神経反射が起こる状態は、体内の血液が不足している状態とも言えるため、水分補給や適度の塩分摂取を心がけることは迷走神経反射の予防効果があります。
・横になった状態で手を握りしめ、足にも力を入れる運動
手足に力を入れる運動をすることで筋肉を刺激し、下半身に集まってしまった血液を上半身に送る効果があり、迷走神経反射の予防につながります。
・長時間の立った姿勢や座った姿勢を避ける
仕事や通勤時など、同じ姿勢でずっといることは迷走神経反射を起こりやすい状態にします。適度に動いて体をほぐし、長時間同じ姿勢でいる状態を避けるようにしましょう。
・血圧が急激に上下するような激しい運動を控える
健康を維持するために適度な運動は必要ですが、迷走神経反射を起こしやすい人は特に過激な運動は迷走神経反射が起こる原因にもなりますので極力控えるようにしましょう。
・脱水症状や過度なアルコール摂取、薬の服用などを極力避ける
アルコールの摂取や薬の服用も、迷走神経反射が起こる原因となる刺激を体に与えかねません。調節ができる限り、アルコールの摂取や薬の服用は控えるようにしましょう。
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5.まとめ
排便時にめまいがしたり、気を失いかけてしまう排便ショック、迷走神経反射についてお話ししました。妊婦で便秘がちの人、妊婦でなくても日ごろから便秘に悩まされている人、便意があるときに激しい腹痛などがある人は、気を付けるようにしましょう。
排便時に同じような症状になったことがある人や、排便時でなくても通勤電車の中や入浴中に吐き気がしたり、失神しかけたり、冷や汗が出たことがある人は、もしかしたら迷走神経反射を起こしやすい人かもしれません。
予期せぬタイミングで迷走神経反射が起こってしまい倒れて大事に至る前に、早め早めに予防対策を摂るようにしましょう。また、頻繁に迷走神経反射のような症状が起こる場合は神経科や神経内科などを受診してみるようにしましょう。
妊娠中の便秘がなかなか改善しない場合は、カイテキオリゴで腸内環境をやさしく整えてあげるのもよいかもしれません。
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