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臨月の妊婦が便秘で腹痛。もしかして陣痛?!

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妊娠中、特に初めての子の出産を控えた妊婦は、臨月が近くなると陣痛がいつ来るのかと緊張しますよね。もともと便秘がちな私は、臨月のころに腹痛と陣痛の違いがわからなくてとても不安でした。今日は、臨月に腹痛と陣痛を見分けるための方法についてのお話です。



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今日の話のポイント
1.便秘による腹痛が起こるのはどんなとき?
>>>ガスや便による他の臓器への圧迫
>>>腸にねじれがある
>>>がんによる圧迫で便が妨げられている

2.臨月に起こる陣痛って、自分で判断できる?
>>>本陣痛の特徴
>>>前駆陣痛の特徴
>>>陣痛の兆候

3.妊娠中の便秘による腹痛解消法
>>>ガス抜きマッサージ
>>>食生活の見直し
>>>出口をふさいでいるコロコロ便を取り除く

4.まとめ



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1.便秘による腹痛が起こるのはどんなとき?

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便秘による腹痛と言っても症状はいろいろ。一般的に多いのは、お腹に張りがあるような痛みがあったり、吐き気を催す症状などがあります。しかし、その他に血便が出たり、激痛を感じる場合、冷や汗が出るほどの痛み、下痢などの症状が現れる場合もあります。それらの症状は原因によって異なりますが、考えられるのは以下の3つの原因です。


ガスや便による他の臓器への圧迫

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便秘になると老廃物が腸内に溜まってしまいます。便は次第に腐敗し、大量のガスを発するようになり、そのガスの一部は血液に入り込んで身体中に流れます。便秘になって腹痛が起こる原因の一つは、腸内が発生したガスによって膨張してしまうためです。

腸内にガスが充満し膨張すると、それだけでも膨満感や腹痛の原因となりますが、さらに胃などの他の臓器を圧迫させたりすることにより腹痛を起こします。ただでさえ子宮が膨らむことで回りの臓器が圧迫されている臨月に、便秘によって腸が膨張するようになったら、腹痛が起こるのは当然ですよね。こうなってくるとおならがたくさん出たり、おなかがよく鳴るようになります。

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腸内にガスが充満した状態が続くと、そのガスは次第に血液を通して体内に循環するようになります。便秘気味になると頭が痛くなったりするのはそのためです。頭痛の他にも腰痛や肩こりなどの症状が出ることがあります。




便秘になると腹痛が起こるのは、単に便が詰まっているからじゃないんだね。ガスによって臓器が圧迫されたり、毒素が血液に入って体を循環するなんて、便秘は極力避けたいですね。



≪便秘の原因≫
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このような便秘になる原因の多くは、運動不足と食べ物の栄養の偏りによるものです。妊娠中は特に臨月ともなると、体は重いしおなかが出ていて歩きにくいこともあり、動くこと自体が億劫になりますから運動不足になりがちです。

でも、運動不足は出産時にも影響します。体調不良などで安静が必要とされていない限りは、臨月だからこそ適度な運動を心掛けるようにすることが出産にもいいですし、便秘解消にもつながります。また、食物繊維やこまめな水分補給も心掛け、便を柔らかくして出しやすい状態を保つことも大事ですね。


腸にねじれがある

テレビなどでも放送されて話題になったこともある「ねじれ腸」ですが、便秘で悩む人の多くがねじれ腸であると言われています。そしてねじれ腸は比較的西洋人よりも日本人に多いと言われています。腹痛を伴う便秘の場合は、ねじれ腸の可能性が高いかもしれません。

以下の項目に二つ以上該当するようであれば、ねじれ腸の可能性があります。自分がねじれ腸かな?と思う場合は、体をねじる運動やねじれ腸に効くマッサージなどを意識して取り組んでみましょう。

ねじれ腸セルフチェック項目
□ 幼いころから便秘だった
□ 便秘と下痢を繰り返している
□ 腹痛を伴う便秘
□ 運動が不足すると便秘になる
□ 立ち上がると下腹部が出ている


がんによる圧迫で便が妨げられている

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大腸がんの症状として、激しい腹痛や血便の症状などがあります。がんが腸に発生すると、便が通過する際にこすれて出血したり、便が通過しずらいために多くの腸液が分泌され下痢になったりもします。下痢をするときに激しい腹痛がある場合などは大腸がんの可能性が高いです。

また、がんに便がこすれて出血する場合、がんの位置が肛門から遠いほどに酸化するため、どす黒い色の血便になります。がんの位置が肛門に近い「直腸がん」などによる出血の場合はほとんど酸化しないため、痔による出血と間違えることもあるようです。出血があった場合は痔によるものだと自分で判断するのではなく、病院で診てもらうようにしましょう。



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2.臨月に起こる陣痛って、自分で判断できる?

出産が近くなってくると子宮の収縮が始まり、いよいよ赤ちゃんが出てくる準備に入ります。その子宮の収縮によって来る陣痛には、前駆陣痛と呼ばれるものと本陣痛とがあります。どのような痛みなのかと言えば、人によって感じ方も様々ではありますが、よく言われるのは生理痛のような痛みです。

本陣痛の特徴

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陣痛も生理痛も子宮の収縮によるものですから、同じような痛みに感じられる場合が多いのでしょう。また、痛さの度合いは、「耐えられないほどの痛み」「気づくと汗をかくほどの痛み」「思わず叫んでしまいそうになる痛み」などと感じられる人もいれば、便秘によるものなのか陣痛なのか見分けがつかないくらいに感じられる人もいるようです。

本陣痛ともなれば、規則的な痛みになるので、30分おきくらいだった痛みがだんだんに10分間隔に縮まってくれば、本陣痛の可能性が高いでしょう。本陣痛は、感覚が狭まるほどに痛みの強さが増していくため、10分間隔に縮まるころには「これは便秘による腹痛なのか陣痛なのか」とか迷っていられるような痛みではない可能性の方が高いでしょう。ちなみに陣痛が10分間隔になったら、迷わず病院に連絡して指示に従ってくださいね。


前駆陣痛の特徴

さて、本陣痛の場合はわかるとして、問題は前駆陣痛の段階です。正直、この段階では痛みもさほど強くないかもしれませんし、痛みも不規則に訪れるため単純に腹痛なのか、それとも陣痛なのか区別が難しいこともあるかと思います。こればっかりは、どのような状態であれば腹痛で、どのような状態であれば陣痛であると言葉ではっきりとお伝えすることは難しいです。

人によっても感じ方や実際の痛みにも差があるからです。ただ、前駆陣痛の段階ではまだ生まれませんし、実際に前駆陣痛が落ち着いて、数日たってから本陣痛が訪れる場合もあるくらいですから、痛みが不規則に訪れる段階ではひとまずゆっくり安んでいるのが良いでしょう。

便秘による腹痛かなと思う程度の痛みであれば、軽くお腹を時計回りにさすってみたりしながらリラックスすることが大切です。おそらく不規則な痛みを伴う前駆陣痛の段階では、便意だと思ってトイレに行ったせいで手遅れに!なんてことにはならないと思いますので、不規則な腹痛、便意かな?と思う腹痛があったらトイレに行くようにしましょう。


本陣痛と前駆陣痛を見分けるのって難しいんですよね。いよいよかなっ!って思ったら、おさまったりもします。



陣痛の兆候

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また、陣痛が来る時期を迎えると次のような陣痛の兆候が見られる場合が多いです。胎動が減った、お腹の張りが続いている、おしるしがあった、破水した、吐き気やめまいがする、体がむくむなどの症状がある場合はそろそろ陣痛を迎える時期かもしれません。

陣痛と言うと、お腹の痛みと考えてしまいがちですが、実は陣痛なのにお腹でなく腰の方だけが痛む場合もあるようなので、腰痛でも腹痛でも痛みが規則的に感じられるような場合は、痛みの間隔をチェックして10分間隔になったら病院に連絡するようにしましょう。



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3.妊娠中の便秘による腹痛解消法

ガス抜きマッサージ

妊娠中に便秘になると、便秘薬やマッサージなどによって早産などの危険を伴うこともあるので、妊娠していないときよりも気を付けて便秘対策をする必要があります。簡単に取り組める方法としては、腸内のガスを抜くマッサージがあります。

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お腹に手を当てて、時計回りに「の」の字を描くようにさすります。のの字マッサージをすることで、便やガスの出口をふさいでしまっているコロコロ便をまずは取り除きましょう。それに加えて、食物繊維と十分な水分の摂取、適度な運動としてのウォーキングなどを生活に取り入れてみましょう。

ツボを押してお腹の痛みが治まるような即効性のある対策があるとよいのですが、ツボは妊娠中に不向きなものもあります。


腹痛の原因がガスなら、しっかりガス抜きをすれば腹痛もおさまるかもしれないですね!


食生活の見直し

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あとは日ごろから妊娠中に便秘による腹痛で悩まされることにならないように、便秘にならない体づくりを日常から心がけるようにしましょう。水溶性食物繊維や善玉菌の摂取を心がけ、できるだけ今後の便が柔らかい状態で出てくるような体質づくりを目指します。また、便が出ないのであればそれ以上食べないというのも対処法の一つです。


まずは出口をふさいでいるコロコロ便を取り除く

出口がふさがって便がたまっているということは、それ以上腸の中へ食べ物が移動できない状態であるため、便を押し出そうという考えから食べ物を食べてしまうと、吐き気などを催す原因となります。

ですからまずはお腹を温めたり、のの字マッサージで出口をふさいでいるコロコロ便を取り除いてから、水分の摂取や食物繊維を食生活に取り入れるように心がけ、便秘とともに腹痛を解消できるよう取り組んでみましょう。


のの字マッサージで上手にコロコロ便を取り除くことから始めるのがポイントですね!



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4.まとめ

初めての妊娠となると、ちょっとした体の変化がお腹の赤ちゃんにどのような影響があるのか、何か問題があるんじゃないかと不安になったりもしますよね。出産が近づけば近づくほどに、緊張も高まってくる場合もあるでしょう。

でも、ママの不安やストレスはお腹の赤ちゃんにも伝わってしまいます。便秘による腹痛の原因や痛み方、陣痛との違いなどを理解して、出来る限りリラックスした状態で出産を迎えられるようにしましょう。

最後に今日の話のポイントをまとめておきます。






本陣痛の特徴
✔ 30分おきくらいだった痛みがだんだんに10分間隔に縮まってくる
✔ 本陣痛の場合は陣痛の兆候がある場合もある
✔ 不規則な痛みは前駆陣痛と呼ばれる

妊娠中の便秘による腹痛解消法
✔ ガス抜きマッサージ
✔ 食生活の見直し
✔ のの字マッサージ



妊娠中の便秘がなかなか改善しない場合は、カイテキオリゴで腸内環境をやさしく整えてあげるのもよいかもしれません。

便秘薬などを避けたい妊娠中や授乳中にカイテキオリゴを試してみた私の体験談もぜひ参考にしてみてください。

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-妊娠中と産後の便秘


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