腰痛と頭痛、吐き気や寒気も!原因は便秘?妊娠中の体調不良?
妊娠中は体調が不安定になりがちですが、原因は妊娠だけではない可能性があります。腰痛や頭痛、吐き気などの原因は、便秘にある可能性もあるのです。今日は便秘とその他の体調不良の関係についてのお話をしましょう。
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1.便秘に伴う症状
便秘と腹痛
便秘と頭痛、便秘と腰痛
便秘と寒気、便秘とめまい、便秘と吐き気
2.便秘と腹痛の関係
便秘で便やガスが腸に溜まって膨張している場合
ねじれ腸が原因で便秘になっている場合
大腸がんによって便秘になっている場合
3.便秘と頭痛やめまい、腰痛の関係
便秘で発生した有毒なガスが血液に入り込む
栄養不足によって脳の血管が周囲の神経を刺激
便秘伴う頭痛には薬の仕様は禁物
便秘に腰痛を伴う人の特徴
4.便秘と吐き気や寒気の関係
便秘に伴う吐き気は体の危険信号かも
器質性便秘によって吐き気を伴う場合
過敏性腸症候群や痙攣性便秘によって吐き気を伴う場合
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1.便秘に伴う症状
便秘になると腹痛が起こることはよくありますが、その他にも頭痛や腰痛、吐き気、寒気、めまいなどを伴う場合もあります。なぜ、腸の調子が悪いだけなのに、頭痛や腰痛など、他の場所まで調子が悪くなってくるのでしょうか?
便秘のときに頭痛や腰痛、吐き気や寒気、めまいなどの症状を伴うのは、たまたま同じ時期に起こる症状ではありません。これらの体の症状は便秘と全く関係がないようで関連性があるのです。
便秘と腹痛
便秘になると、まず起こりやすい症状は腹痛です。腸の中に便が溜まっていることや、溜まった便によって発生したガスで腸が膨張していることなどが原因で腹痛が起こります。
お腹が痛いと、それだけでも体を動かすのがだるくなってしまいますよね。また、妊娠中は便秘になりやすい時期と言われています。妊娠中に便秘になったり、便秘が悪化したりする原因の一つは運動不足です。
妊娠初期は、安定期を迎えるまでは安静にと言って家にこもりがちになりますし、妊娠中期から妊娠後期にかけては、だんだんと体が重くなってくる中やはり運動が不足しがちです。そして便秘になると、腹痛をはじめとしたいろいろな症状が重なってくると、体を動かすのはますます億劫になります。
便秘と頭痛、便秘と腰痛
しかし、腹痛を伴うほどの便秘をそのまま放置し続けると、次は頭痛や腰痛の症状を引き起こす原因になります。便秘と聞くとお腹の方の体調不良だから、頭痛や腰痛は関係ないと考えられがちです。でも、腸は第二の脳と言われるほどに重要な体の一部です。腸の状態が悪くなると、体の他の部分にも影響があって当然です。便秘になると、頭痛や腰痛の症状が現れるのは時間の問題です。
特に妊娠中は、お腹の中の赤ちゃんの成長していくにつれて、だんだんと腰への負担も大きくなります。のちにお話ししますが、便秘に伴う腰痛は、普段から腰に負担がかかっている場合に起こりやすいと言われています。妊娠中に便秘とともに腰痛の症状を伴っている場合は、便秘が関連している可能性が高いです。
便秘と寒気、便秘とめまい、便秘と吐き気
日常生活の中で、寒気やめまい、吐き気の症状が出てくると、何かの病気なんじゃないかと心配にもなると思います。妊娠中の場合はつわりによって吐き気が生じる可能性もありますが、便秘気味でさらに寒気やめまいを伴っているのであれば便秘の可能性を疑った方がいいかもしれません。
体の不調の原因として便秘が考えられる場合、病院で相談したりするのは恥ずかしいと思ってしまう人が多いようです。でもどんなに恥ずかしくても、便秘やその他の症状を放っておくことは健康上よくありませんし、もしも便秘やそれに伴う症状が何かの病気のサインとなっている場合は放置すると手遅れになってしまうことだってあります。
妊娠中であればなおさら、ママの体はママだけでなくお腹の中の赤ちゃんの命を守っている大切な体です。まずは便秘とその他の症状を伴う場合に、どのような仕組みで自分の体にどのような問題が起きているのかを知って、あなたとお腹の中の赤ちゃんの健康のために対策を立てていきましょう。
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2.便秘と腹痛の関係
まず、便秘と腹痛の関係についてです。そもそもお腹に小腸や大腸があるわけですから、便秘が続いているときにお腹の痛みが来ることに疑問を持つ人はあまりいないと思います。しかし、腹痛が起こる原因はいくつかあります。場合によっては、病院に行った方がいい場合もあるので、しっかりと自分の腹痛の原因を把握して適切な処置をしていくようにしましょう。
便秘で便やガスが腸に溜まって膨張している場合
便秘に伴う腹痛の原因の一つは、便やガスによって腸が膨らみ、他の臓器を圧迫している場合です。老廃物が腸内に溜まると、それらが腐敗し有毒なガスを発生します。便秘であるということは、老廃物やガスの出口がふさがれてしまっているということですから、当然それらがたまってしまうわけです。
ねじれ腸が原因で便秘になっている場合
また、日本人に多いと言われるねじれ腸も、便秘中に起こる腹痛の原因の一つです。腸がねじれてしまっていることで、便がねじれた部分に詰まってしまい、その部分が痛むということです。便やガスによる圧迫やねじれ腸による腹痛の場合は、水分補給、マッサージ、食物繊維の摂取などで解消できる場合が多いです。
大腸がんによって便秘になっている場合
危険なのは、大腸がんによって腹痛が起きている場合です。大腸がんの場合の便秘は腸の中にできた腫瘍が邪魔になって便秘になります。よって便秘に腹痛が伴う場合は、大腸がんの可能性も考えられるのです。
大腸がんの可能性があると聞くと、急に怖くなってしまいそうですが、大腸がんの場合は激しい痛みを伴います。先に話したような、便やガスにによる腹痛や腸のねじれによる腹痛とは比べ物にならないくらいの痛みでしょう。
また、大腸がんの場合は、血便を伴います。しかし、血便と言っても大腸がんが生じている場所によっては色の見分けが難しく、一般人には判断しにくい場合がほとんどのようです。便秘とともに激しい腹痛や便の色が黒っぽい場合などは、早めに病院で診てもらうようにしましょう。
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3.便秘と頭痛やめまい、腰痛の関係
それでは、一見、便秘とは関係がなさそうな頭痛やめまい、腰痛がどうして起こるのか、その関連性について知っていきましょう。
便秘で発生した有毒なガスが血液に入り込む
まず便秘が続くと、腸内に溜まった老廃物が腐って、有毒なガスが発生するということは、先ほども言いました。そのガスに含まれる有毒成分は、腸壁を通過して血管に入り、体中へと運ばれてしまいます。
そして有毒成分によって筋肉が緊張し、血液の流れが悪化してしまうことで、自律神経は乱され、また、脳へ運ばれる血液の量が減ってしまいます。やっと運ばれる血液も有毒成分が含まれているため、栄養不足になってしまいます。
栄養不足によって脳の血管が周囲の神経を刺激
頭痛やめまいが起こるのは、これらの流れによって脳の血管がストレスを感じて拡張し、周囲にある神経を刺激してしまうためであると言われています。
便秘に伴う頭痛には薬の仕様は禁物
便秘に伴う頭痛に悩まされている場合、便秘薬や頭痛薬を服用しないようにしましょう。なぜなら、便秘薬は筋肉を無理に動かそうとするため、血管を収縮させてしまい、さらに血液の流れを悪くするため、頭痛を悪化させてしまう可能性があるからです。また頭痛薬は、薬の副作用によって腸の働きが鈍くなるため、便秘を悪化させてしまう可能性があります。
便秘薬は頭痛を悪化させる可能性があり、頭痛薬は便秘を悪化させる可能性があるため、便秘と頭痛の症状が同時に起こっている場合は、その対処法には充分に注意しなければなりません。
便秘と頭痛を解消するためには、それらの症状に同時に効果的であるとされるマグネシウム(納豆、にんじん)が含まれる食べ物を食べたり、カフェインとリグニンが含まれるココアを飲んだり、お風呂で温まったりするのが良いでしょう。
便秘薬や頭痛薬などの薬に頼らずに、便秘や頭痛を解消する方法は、妊娠中は特に安心して取り組めますね。チーズやチョコレート、アルコールは頭痛を悪化させる成分となるので、頭痛の症状が出ている場合には特に摂取しないように心がけましょう。
便秘に腰痛を伴う人の特徴
便秘に伴う腰痛は、人によって起こる人と起こらない人がいます。便秘に伴って腰痛が起こる人は、もともと腰痛が起こるような状態だった人です。
腰痛が起こるような状態の人というのは、例えば、日常生活で立ちっぱなしや座りっぱなしなど腰に負担がかかるような姿勢を長時間とっている人などがそうです。そのように腰痛になりそうな状態にある人が、便秘によって血行が悪くなることで腰痛が発生するのです。
ではなぜ腰痛が起こるような体の状態の人は、便秘になると腰痛が現れるのでしょうか?その理由は、腰痛というものはそもそも血行不良によって生じるものであるからです。先ほども書きましたが、便秘になると血行不良になります。そのため、便秘で体に血液が十分に回らなくなると、腰痛が起こる他、頭痛や肩こりも起こる場合が多いのです。
便秘によって腰痛が起こることを避けるためには、普段から腰に負担がかかるような姿勢を取らないように気をつけるようにしましょう。仕事などの関係で、腰に負担が続くような場合は、適度な運動を心がけることが腰痛を防ぐための対策にもなります。
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4.便秘と吐き気や寒気の関係
便秘に伴う吐き気は体の危険信号かも
便秘が続いている人が、吐き気や寒気の症状を伴うようになった場合は、ある意味、危険信号であるとみる必要があります。便秘は腸内に老廃物がたまってしまった状態ですが、吐き気を伴うということは、これ以上食べ物を腸内に取り入れることができないと言う胃腸からの信号であるからです。
器質性便秘によって吐き気を伴う場合
最も注意するべきなのは、器質性便秘によって吐き気を伴っている場合です。器質性便秘と言うのは、腸閉塞や腹膜炎などの重い病気が原因になっている便秘で、場合によっては命に関わる可能性があります。吐き気とともにお腹の激痛や寒気を伴っている場合は、病院で診てもらうようにしましょう。
と言うのは、になっている便秘で、場合によっては命に関わる可能性があります。吐き気とともにお腹の激痛や悪寒を伴っている場合は、病院で診てもらうようにしましょう。
過敏性腸症候群や痙攣性便秘によって吐き気を伴う場合
また、下痢が数日間続いたのち便秘になるといった症状で下痢と便秘を繰り返す場合、過敏性腸症候群や痙攣性便秘の可能性があります。これらは自律神経の乱れによるもので、一般的には職場や学校などにおいてのストレスが原因になっている場合が多いですが、何かとストレスを受けることの多い妊娠中にも起こりやすいと言えます。
自律神経の乱れによって便秘になると、腸内にガスがたまり、吐き気や嘔吐の症状を伴います。妊娠中の吐き気や嘔吐は、つわりの可能性も考えられますが、便秘を伴っている場合や、ひどくストレスを受けている場合はこのような場合は、便秘による吐き気や嘔吐の可能性も考えられます。便秘が原因になって吐き気や嘔吐を伴っている場合は、ストレスを解消できる方法を見つける必要があります。
まずは適度な運動とお腹のマッサージをして、リラックスできる時間を持てるよう心がけましょう。適度な運動やリラックスすることは、お腹の赤ちゃんの成長にもよい効果が考えられますので、妊娠中には特に生活の中に取り入れるようにしたいですね。
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5.まとめ
いかがでしたでしょうか?便秘は腸で起きることだからといって、体の他の部分に現れる症状と無関係ではないということが分かりましたね。一つの体は、血管を通して全体がつながりあっているのです。便秘とともに他の症状を伴っている場合は、便秘だけを治そうとしたり、頭痛や腰痛、吐き気や寒気だけをなおす方法を別々に探すのではなく、同時に伴っている場合の原因を突き止めて、同時に対処していくことが大事であることも分かりましたね。
今日のお話を簡単におさらいしてみましょう。
便秘に腹痛を伴う場合
考えられる原因:ガスや便による腸の膨張、ねじれ腸など。
妊娠中にできる対策:腸に溜まった便やガスが出るように、お腹をやさしくマッサージする。
注意すること:激しい腹痛を伴う場合や血便が出る場合は病院で診てもらう(大腸がんの可能性)
便秘に頭痛を伴う場合
考えられる原因:便秘で発生した有毒ガスが血液に入り込んでいる。
妊娠中にできる対策:マグネシウムが含まれる食べ物を食べる。ココアを飲む。お風呂で温まる。
注意すること:チーズやチョコレート、アルコールは避ける。便秘薬と頭痛薬は服用しない。
便秘に腰痛を伴う場合
考えられる原因:日常から腰に負担がかかっている。
妊娠中にできる対策:腰に負担がかかる姿勢を避ける。血流が良くなるように適度な運動をする。
便秘に吐き気や寒気を伴う場合
考えられる原因:腸に便が溜まり切っている。器質性便秘やその他の便秘による吐き気や寒気。
妊娠中にできる対策:適度な運動とお腹のマッサージをする。リラックスタイムを設けてストレスを解消する。
注意すること:激しい腹痛を伴う場合は病院で診てもらう
便秘であるだけでも辛いのに、その他の体調不良が重なるとますます苦しいですよね。特に、妊娠中の体調管理は難しいですが、お腹の赤ちゃんのためにも自分の体の変化にはしっかりと気を配るようにしたいですね。
出産が近づくにつれて、体を動かすのも辛くなってくる妊娠期間ではありますが、母子ともに健康な状態を保つためにも、便秘やそのほかの症状がある場合は、腸と体のメカニズムを知って、早め早めに対策をとっていくようにしましょう!
妊娠中の便秘がなかなか改善しない場合は、カイテキオリゴで腸内環境をやさしく整えてあげるのもよいかもしれません。
便秘薬などを避けたい妊娠中や授乳中にカイテキオリゴを試してみた私の体験談もぜひ参考にしてみてください。