幼いころから悩まされてきた長い長い便秘歴もそろそろ半世紀になります
赤ちゃんの頃からの便秘体質
40代後半、50歳を目前に控えた専業主婦です。この歳になるまで、「朝のスッキリ」なるものを体験したことがありません。自然に便がでる。なんてことも記憶の中ではありません。便秘が当たり前。便はたまる物。といった感じです。物心つく前からすでに便秘でした。
赤ちゃんの頃、お腹がパンパンに腫れたて苦しがったことがあり、親が心配して病院へ駆け込んだところ、ただの便秘と言われたとのこと。そんなに小さい頃から私は便秘と戦ってきました。両親は便秘ではないので、不思議がっていましたが、両親も子供である私の便秘をとても心配していました。
子供の頃から食物繊維の多い野菜を摂る
小学生の頃、学校から「朝は排便を済ませてから登校すること」というお達しがありましたが、朝からそんなもの出るわけありません。その頃から、みんなは毎朝出るんだぁ。と、自覚というか自分が人とは違って便秘がすごいんだな。と感じ始めたように記憶しています。
そんな調子の便秘ですから、当然、検便の日は地獄です。普通に便なんてでませんので。数日前から食生活に気をつけるなど対策はするのですが、結局すっきりと出ることはなく、期日までに提出できることは滅多にありませんでした。子供の頃は、それでも繊維質の多い野菜をたっぷり食べれば少しはマシでした。
なので、毎日便秘が少しでも改善するため玉ねぎを丸々一個分食べたり、バナナやキウイを食べたり、ファイバードリンクを飲んだりして凌いでいました。そんな風に努力しなければ便はでませんので。とはいえ、そのような便秘改善のための努力をしたら、少しはコロッとした石の粒のような便がでる時も。
思春期頃から便秘がひどくなる
思春期を過ぎたあたりから、便秘はますますひどくなりました。野菜や果物を多めに食べたくらいでは腸はびくともせず、当然ヨーグルトも全く効きません。腹筋運動なども効果はなく、排便には至りません。仕方ないので定期的に内科を受診しては緩下剤を出してもらっていました。
就職後はストレスからますますひどくなる
就職してからはストレスもあって便秘は更にますます酷くなる一方でした。ある時、会社の定期健診で便潜血が出たことがありました。深刻な病気が潜んでいる恐れもあるとのことで、内視鏡検査を受けさせられました。
その結果、潜血の方は単に固い便で腸が傷ついただけとのことでしたが、そのような便秘の原因が、私の腸の長さにあることが判明したのです!内視鏡検査は通常麻酔を打って行うので、それほど苦痛はないと聞いていたのですが、私の場合麻酔が全く効かずに痛くてベッドの上でのたうちまわっていました。
これも、腸が普通の人よりも長いせいだと言われました。腸が長いとどうしても便が腸内にとどまる時間が長くなり、便秘になりやすくなるのです。対処のしようはなく、食生活に気をつけて時には下剤の助けを借りながらやっていくしかないと言われました。
便秘との付き合い方
結局、体質的に便秘と縁が切れることはなさそうです。今は、そういうものなのだと割り切って、野菜中心の食生活に水分を多めにとるように心がけていますが、たまに下剤や浣腸のお世話になっています。
世の中には、直しようのない便秘に悩む人もいるということで、頑固な便秘に悩む方の参考になればと思います。