まさかの気絶!!市販の便秘薬で・・・
35歳女性、パートです。生まれつきの体質なのか、ずっと便秘に悩んでいます。食事改善や運動、座薬や漢方などいろんな解消方法に手を出していますが、どれも効果は似たようなものです。
便秘薬を初めて服用する
一度、ひどい目に遭ったことがありました。いつものように何日もお通じがない30歳を目前にしたある日の事、ドラッグストアでふと目についたものがありました。ロングセラーの経口便秘薬です。それまで一度も市販の便秘薬を飲んだことが無かったので、「もしかしたらものすごく体に合うかもしれない!!」とすがるような期待を感じ、さっそく買って帰りました。
説明書を読み、「便秘がひどい場合は…」の欄に合わせ、2錠用意。そこで私は気付けばよかったのです。初めて飲む薬を自己判断で「ひどい便秘」に、イコール「すごく強い効き目」に設定してしまっている事に…。期待を込めて胃に流し込み、自宅でゆっくり効き目を待ちました。
便秘薬の腹痛で苦しむ
半日程度経った昼下がり、激しい腹痛が私を襲いました。ギュルギュルギュル…という、腸を搾り上げられるような痛みです。下痢の痛さとは違い、とにかく便通を促す痛みだということは体で理解できましたが、慌ててトイレに向かおうとするも痛さで足元がふらつき、冷や汗が引き出し、めまいも襲ってきました。
「たかが便秘薬でこんなに痛くなるの?」私の脳内はすっかり混乱し、どうにかトイレに辿り着いて座ったものの痛さは引かず便通も始まらず、姿勢を伸ばしたり縮めたりするしかありません。
トイレの中で30分間格闘する
もしかしてこのまま死ぬんじゃないだろうか、神様助けて、と思わず両手を合わせてしまうような痛みです。しばらくのたうち回った後、ギュルルル、という音とともに便通が始まりました。とてつもない下痢です。一旦止んでは繰り返される腹痛と下痢、30分ほど格闘してやっとお腹がすっからかんになったような気がして、私は汗を拭きながら立ち上がりました。
立ち上がった瞬間、気を失う
立ち上がってから記憶がありません。「すごい音がしたけど大丈夫?!」と家族がトイレのドアを叩く音が聞こえました。ついつい「大丈夫」と答えて立ち上がったところ、おでこにタンコブがありました。どうやら、立ち上がった瞬間に起立性貧血で気を失い、倒れて頭を打ったようなのです…。
ドアを開けた家族から「顔が真っ白、唇真っ青」と心配されながらベッドまで運ばれ、それから数時間は腹痛に悩まされました。
もっと様子を見ながら、少しづつ増やしていくんでした…。結果を急いだ自分に反省しきりです。あれ以来、その市販薬は怖くて飲めていません。