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オリーブオイルの便秘解消法は量を守って!飲みすぎは太る原因に!

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オリーブオイルが便秘解消に効果があると聞きますが、量を守らないと肥満の原因にもなってしまいます。天然のオリーブオイルをうまく取り入れれば、妊娠中の便秘にも安心して便秘を解消できそうです。オリーブオイルの取り入れ方についてみさきさんに聞いてみることにしました。



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今日の話のポイント

1.オリーブオイルは歴史ある油

2.便秘解消効果のあるオリーブオイル選びは天然のものを
 100パーセント天然のエキストラバージンオイル

3.便秘解消効果のポイントはオレイン酸
 オリーブオイルはオレイン酸がたっぷり
 オレイン酸の効果で蠕動運動が促進される

4.便秘解消に効果的なオリーブオイルの適量と正しい飲み方
 オリーブオイルをそのまま飲むなら大さじ1が適量
 脂溶性ビタミンと一緒に取り入れると相乗効果あり

5.オリーブオイルの正しい保存方法
 オリーブオイルは他の油に比べて酸化しにくい
 開封後3ヶ月を目安に冷暗所で保管

6.オリーブオイルのその他の効能
 悪玉コレステロールを下げて動脈硬化を防止
 乳がんや大腸がんの予防にも
 天然成分で美肌効果もあり

7.『オリーブオイルの飲み方』ポイントまとめ



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1.オリーブオイルは歴史ある油


オリーブオイルは、何千年もの歴史ある油で、古代の料理でも一番人気の油として利用されてきました。オリーブオイルの生まれ故郷は、地中海近辺で、古くから美と健康のため、薬用、家事や神事にも使われ、なくてはならない必需品だったそうです。

イタリアでは、オリーブの医学的な価値について医者たちが皆認めています。病気になってから治すのは大変だから、病気にならないように積極的にオリーブオイルを摂取することを奨励しています。その為、イタリアの老人たちは、パワフルでとてもその年齢には見えない人たちが多いそうです。地中海式の食事はアンチエイジングにも大いに関係がありそうです。

くにこ
オリーブオイルって、そんなに深い歴史があるんだね!




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2.便秘解消効果のあるオリーブオイル選びは天然のものを

100パーセント天然が可能なオリーブオイル


オリーブオイルの中でも、便秘に効果があるのは、エキストラバージンオイルです。エキストラバージンオイルは、100%オリーブの実を丸ごとしぼった天然の油性ジュースです。数多い植物性油の中でも、しぼったまま利用できる唯一の油です。

オイルを作る際、イタリアでは収穫はすべて手摘みです。機械でとったり、木をゆすって落とすことはありえません。山全体がオリーブの木だから、作業する人たちは、収穫時期になると早朝から日の沈む時までが勝負。

取ってそのままにしておくと酸化が進むので摘んでから24時間以内にしぼるのが鉄則で、寝ずの作業が続きます。その努力によって酸化度が0.8%以上の香り高く、フレッシュなエキストラバージンオイルが作られるのです。

そして多くの食用油は、精製の工程が多く、すべての不純物を除去して化学的には中性で、無色、無臭の製品を作りますが、オリーブオイルは、手摘みから化学的操作は一切行わず、純粋に機械的な操作のみによって作られるため、オリーブの果実の特性を損ねないで体に良い成分がそのままいかされます

数千年前の人々から現代の人々まで愛され続けている『天然のオーガニックオイル』と言われる理由がここにあるのですね。それでは、『天然のオーガニックオイル』であるオリーブオイルの便秘解消への働きについて調べてみることにしましょう。

くにこ
体に取り入れるものだから、極力体に良いものを目指したいよね!天然のオーガニックオイルを選ぶことがポイントなんだね!




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3.便秘解消効果のポイントはオレイン酸


オリーブオイルは、他のオイルと比べて非常に多いオレイン酸を含んでいて、ゴマ油の2倍の量です。オレイン酸は脂質の主な成分である脂肪酸の一種で、常温で液体の状態を保つ液体油です。

オレイン酸の便秘に対する主な働きとしては、腸内を温める効果と小腸を刺激する効果です。体を温める食物の中でも「持続力」に優れています。時間がたっても体の中で薄い均一の油膜を張ることで温度が下がりにくくなり、腸内の冷えを改善してくれます。

そして、小腸で消化吸収されにくいので比較的短時間のうちに直接大腸まで届いて、腸を刺激して、ぜん動運動を促進させてくれます。便が途中で停滞しないようにする効果もあるので、ありがたいですね。

くにこ
オレイン酸って、腸内の環境を整えてくれる大きな役割があるんだね!胃腸が弱い人は、特に意識して取り入れたほうがいいかもね!



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4.便秘解消に効果的なオリーブオイルの量と正しい飲み方

オリーブオイルの中でも、オレイン酸を多く含むエキストラバージンオリーブオイルをそのまま飲むことが便秘解消には、一番効果があると言われています。そしてその効果的な量は、大さじ1。オリーブオイルは、大さじ1杯で120~135kcal位あります。少なすぎると胃で消化吸収されてしまいますが、多すぎるとカロリーオーバーで疾患のリスクが高まる為、決して過剰摂取はしないようにして下さい。


もし、オリーブオイル大さじ1をそのまま飲むのが苦手な方でしたら、ほかの食用油と比べて加熱しても酸化しにくいので普段の料理で使う油をオリーブオイルに変えて色々な料理に使うだけでも効果はあります。そこで、オリーブオイルと一緒に食べると良い組み合わせをご紹介します。


脂溶性ビタミンを多く含む食品(牛乳・チーズ・納豆・卵黄・キャベツ・ブロッコリー・トマトなど)と体を温める食品(ねぎ・ごぼう・生姜・人参・蓮根・魚・チーズ・かぼちゃなど)を一緒にオリーブオイルと摂取すると、相乗効果で栄養価が高まり、体温が上がって免疫力がアップするだけでなく、新陳代謝が活性化して、さらに腸の動きがスムーズになります。

それぞれの食材に直接かけたり、野菜や果物はスムージーにしてオリーブオイルを加えて飲むのも良い方法です。



くにこ
大さじ一杯なら、簡単に食生活に取り入れられそう!さっそく今日から実践してみよう!



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5.オリーブオイルの正しい保存方法

オリーブオイルの約7割を占める成分であるオレイン酸は酸化しにくく、オリーブオイルはほかの油に比べて傷みにくい!とは言え、光と温度はオイルの大敵です。保管には濃い色のついた遮光ビンが最適で、空気に触れる面積の少ない細長いかたちのビンに入れ、冷暗所で保存します。

できるだけ室内の温度変化の少ない場所に保存するようにして下さい。一度開封したオリーブオイルは、徐々に香り風味、栄養分などが失われます。生でそのまま飲む場合は、3か月を目安に使い切りましょう。



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6.オリーブオイルのその他の効能

悪玉コレステロールだけを下げる!


オリーブオイルには、コレステロール値を下げる作用もあるんです。しかも、善玉コレステロール値はそのままで、悪玉コレステロール値だけを下げるのです。コレステロールは、体の組織に栄養を運んだり、ホルモンの原料となったりと、体にとって必要なものですが、食べ過ぎや運動不足によって血液中に溜まりすぎると、高脂血症を引き起こします。高脂血症が進行すると動脈硬化が悪化します。

動脈硬化は、過剰となった悪玉コレステロールが酸化され、超悪玉コレステロールとなって血管壁内に沈着すると促進されます。動脈硬化も症状はありませんが、これがやがて命に係わる心筋梗塞や脳卒中などの病気の引き金になります。オリーブオイルにたくさん含まれるオレイン酸は、この悪玉コレステロールだけに作用するのです。

くにこ
オリーブオイルは、便秘以外にもいろいろと健康面で役に立つんだね!オリーブオイルを取り入れるだけで悪玉コレステロール値を下げられるなんて、本当に便利だね!


乳がんや大腸がんの予防にも!


がんを抑制する原因として、魚の脂肪に代表されるEPA(エイコサペンタエン酸)が有効であることが分かってきました。EPAは乳がんの予防にも有効と言われ、注目されています。さらに近年では、オリーブオイルを生かした料理である地中海式の食事が大腸がんや乳がんなどのがんに予防的に働くのではないかと注目されています。

例えば、1970年代のイタリアにおける地域別のがんの状況が紹介されています。イタリアは大きく分けて北部、中部、南部の3つの地域がありますが、典型的な地中海式の食事が習慣化しているのは南部です。各種がんの死亡率の平均値を比べると、北部、中部に比べて、南部の方が男女とも胃がんや大腸がんなどによる死亡率が低く、乳がんや卵巣がんも少ないという結果が出ているのです。

なぜ、地中海式の食事によってこれらのがんによる死亡率が減るのか、まだ詳しいことは分かっていませんが、オレイン酸の豊富なオリーブオイルと、魚をたくさん摂ることに加え、栄養のバランスの良さがポイントであることは間違いないでしょう。

天然成分で美肌にも良い!


植物油の中で、食べるだけでなく、肌にぬることで美肌効果を発揮する代表的油が、オリーブオイルです!「油を肌にぬる」というと、抵抗を感じる人もいるかもしれませんね。でも、大丈夫!オリーブオイルはほかの植物油とはちょっと違います。

オリーブオイルは、オリーブの果実を丸ごとしぼったものをそのままオイルとして使います。つまり、油にするためのさまざまな加工処理を行う必要がありません。そのため、オリーブオイルには植物性スクワランや天然の有効成分がたくさん含まれているのです。こうした成分の作用で、皮膚のうるおいを保つ保湿作用や抗炎症作用(炎症を抑える働き)があることが古くから知られています。

また、オリーブオイルは、人間の母乳に含まれる脂肪やからだの脂肪に一番近い油と言われ、アレルギーの心配がほとんどありません。当然、一般の乳液やクリームのようにアレルギーの原因として問題になっている化学物質の界面活性剤も含まれていません。肌の敏感な人や傷んだ箇所にも安心して使えます。

くにこ
最近、乾燥して肌荒れが気になってたけど、オリーブオイルはスキンケアにも役立つなんて!さっそく今日の夜から、化粧水代わりに塗ってみようかな。



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7.『オリーブオイルの飲み方』ポイントまとめ

いかがでしたでしょうか?最後にオリーブオイルの便秘解消法のポイントをおさらいしてみましょう。

POINT

オリーブオイルが便秘解消に効果的な理由
● 腸の蠕動運動を促してくれるオレイン酸が豊富に含まれている

便秘解消に効果的なオリーブオイルの選び方
● せっかく飲むなら良質のものを!100%天然のエキストラバージンオイル

便秘解消に効果的なオリーブオイルの適量
● 飲みすぎは肥満の原因に!そのまま飲むのは大さじ1を目安に!



妊娠中でも安心して取り入れられるオリーブオイル。摂取量を守って、スッキリ快便を目指しましょう。






-妊娠中と産後の便秘


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